保護なしブログ(記事のみ)

11月最終日~12月第1週の教育活動

11月30日(月)の2,3時間目に、3年生「伝統芸能文化教室」を開催しました。「能楽」囃子に用いられる楽器の紹介を聞き、小鼓を打つ体験活動を体育館で行ったのです。講師には、長良川薪能に出演されるなど国内外で活躍されてみえる能楽師の後藤嘉津幸先生(金華地区在住)をお迎えし、伝統文化の素晴らしさを身近に感じることができました。PTA第3学年の「親子活動」も兼ねての開催でしたので、保護者の方々にも見学していただくことができました。

 

12月1日(火)の1,2時間目に、3年生が総合的な学習の時間の「校外学習」として、権現山「時の鐘」の見学に行ってきました。鐘と鐘楼に記載されている内容、定時に実際に鳴る鐘の様子などから、権現山「時の鐘」の音を間近で味わい、「ふるさと岐阜」の良さを再認識することができました。

同じく12月1日(火)の5時間目、5年1組の社会科「工業生産を支える輸送」の授業を保護者の皆さんに観ていただきました。「トラックターミナルのまわり」や「日本の主な交通網」などから工業生産における輸送手段を調べ、「トラックターミナルの周辺には様々な交通手段があること」や「工場でつくられた工業製品は様々な交通手段を組み合わせて運ばれること」を学びました。ICT機器を活用した資料提示や子供たちの発言を繋いで展開されていく授業は、十分に見応えがあったと思います。「個人懇談(3者懇談)」が来週に控えていることもあってか、参観授業後の「学級懇談会」は少数精鋭の交流となりました。授業の感想では「質の高い学びに驚いた」と嬉しい言葉をいただき、ゲームやSNSなどの情報モラルについても中身の濃い協議をしていただきました。

 

12月2日(水)の午前中、ひまわり1,2組合同で「調理実習」を行いました。5,6年生は家庭科、4年生以下は1組が自立活動、2組は生活単元としての学習でした。16人全員で力を合わせ、「ひまわり農園」でとれたサツマイモで「大学芋」と「芋きんとん(茶巾絞り)」を作ったのです。「大学芋」作りでは、包丁やフライパンは、高学年が中心となって担当しました。「芋きんとん」(茶巾絞り)は、切って、茹でて、潰して、ラップで包んで、・・・たくさんの工程を、分担したり協力し合ったりしながら、とても上手に作りました。ひまわり学級のみんなで美味しく食べた「大学芋」も「芋きんとん」も、歯ごたえは違うものの、とても甘くてほっぺが落ちそうになっていました。美味しく食べた後には、ひまわり学級全員で「こうちょう先生へ ひまわり農園でとれたサツマイモでつくりました!おいしくできました たべてください」という手紙を添えて、校長室まで持ってきてくれました。一人一人から頑張ったことやおやつの紹介を聞かせてもらい、とっても美味しくいただきました。また、各先生の担当者を決め、責任を持って届けている姿も見ることができました。

同じく12月2日(火)の5時間目、5年2組の算数科「グラフの選び方」の授業を保護者の皆さんに観ていただきました。コロナ禍で“特別な”令和2年度の授業参観日を締め括るのに相応しい、高学年らしさ溢れる素晴らしい学習ぶりでした。既習のグラフの特徴を吟味しながらグラフを選択し、多面的な視点で資料の特徴について考察したり、グラフの読み取りを通して問いを見出し、その解決に向かって追求したりすることができていました。個人用タブレット端末の活用の一端も観ていただきながら、教育目標「子供たちが自ら求め学び合う」の具現化した姿をご覧いただけたと思っています。参観授業後の「学級懇談会」にも多くの保護者の皆さんに残っていただきました。授業の感想では「あんな授業を受けてみたかった」と嬉しい言葉をいただき、ゲームやSNSなどの情報モラルについても話題にさせていただきました。

さらに12月2日(水)の6時間目、6年生が個人用タブレット端末(iPad)を使って「令和2年度全国学力・学習状況調査」の児童質問紙調査に答えました。コロナ禍で“特別な”令和2年度は「全国学力・学習状況調査」についても実施の仕方に変更があり、実施の有無も学校判断に委ねられました。岐阜小学校は「学力テスト」を9月に行って自校採点をし、結果の分析を行いました。児童質問紙については、岐阜市教育委員会から「Microsoft Formsを用いて、タブレット端末(iPad)から児童が質問項目に回答する方法で標記の調査を行う。」という指示があり、標記の調査を行いました。結果の概要については、分析できた段階で改めて報告させていただきます。

 

12月3日(木)に、1年1組の給食試食会を行いました。10/29の2組に引き続き、6年生の「日帰り修学旅行」(関ヶ原研修)に行っている間の開催となりました。今回も、栄養教諭の矢野先生から、給食の栄養バランスや地産地消の献立、配膳ルート等の給食全般についての話をしました。その後、1階メディアセンターで子どもたちと楽しく食べました。この日のメニューは、麦入り米飯に鶏肉の卵とじをかける親子どんぶり、地産地消の岐福(ぎふ)味噌汁、青菜のごま和え、牛乳でした。「矢野先生のお話のとおり、中央中の給食センターからの配送であっても、最新の食缶のため汁物も温かく美味しかったです。」の感想を聞くことができました。

同じく12月3日(木)に、6年生が日帰り修学旅行代2弾「関ヶ原研修」に行ってきました。今回も「大型バスを3台手配(増車分はコロナ対策費の補助金利用)」「バス内は換気に努めてDVD鑑賞」「班別研修では引率ボランティア(来年度から教壇に立つ岐阜大学・聖徳学園大学の学生)を各班に1人ずつ付けて『3密回避』を見届け」「英語による『岐阜まち自慢』は不特定多数の人との会話を避けて史跡巡りボランティアにプレゼン」等の対策を講じました。出発式で確認したスローガン「岐阜の観光客を取り戻すために、班で協力し合いながら関ヶ原の戦いをどのように活かしているかを調べ、最後で、最高の校外学習にしよう。」を達成することができたことを、到着式で確かめ合うことができました。その理由として、まず「関ヶ原の戦いを観光にどう生かしているか」については、「事前学習~記念館での展示の見学・刀や鉄砲の重さ体験・展望室からの眺望・シアターでの疑似体験~ガイドを聞きながらの史跡巡り」の実体験に基づいて考えることができました。資料や映像の見聞のみならず、重さや広さ、雰囲気や空気を全身で感じることができ、歴史絵巻に刻まれた物語を体感することで、観光客の気分になって誘致(提供)する側の願いに気付くことができました。また「最後で最高の校外学習」となったのは、グループの仲間と仲良く力を合わせ、学校(教室)での学習を生かし、岐阜小学校6年生としての自覚をもって、その場所でしか味わえない人々との出会いや温もりを感じ、「体験」活動に「学び」を加えた貴重な『経験』へと高められたからです。京都・奈良へは行けませんでしたが、「麒麟がくる研修」「岐阜の10倍の観光地である飛騨高山研修」「歴史を生かす関ヶ原研修」の3回は、十分に「岐阜まちに観光誘致プロジェクト」の修学旅行となったと感じています。

 

12月4日(金)の朝の活動は、児童会代表委員会による「テレビ放送集会」でした。この日は、1日ずらしての「いじめを見逃さない日」と人権教育としての「ひびきあいの日」で、これらを兼ねた取組となりました。代表委員による寸劇「動物学園の出来事」と人権教育主任の小林先生の「人権の話」がテレビで流れ、1,3,5,6年生の代表児童が放送室で感想を話してくれました。集会後には、朝の活動を延長して「テレビ集会」で見た代表委員の寸劇のの感想交流をし、人権(人が人らしく生きる権利)に向けた学級毎の「人権宣言」を話し合いました。

同じく12月4日(金)の午前中、4年生は社会科の「校外学習」として、逆水樋門と大宮陸閘の見学に行きました。倉地団長さんをはじめ水防団の方にも来ていただき、逆水樋門は川の逆流を防ぐために作られていることや、大宮陸閘が日本一大きな陸閘として町に水が浸入することを防いでくれることを学びました。水防団だけでなく、市や警察とも連携を取りながら、災害から協力してわたしたちの安全を守ってくれていることを知り、自分たちの安全は多くの人に守られていることを考えるきっかけになりました。