5歳児たいよう組

今週の一場面 たいよう組(5歳児)

11月2日(金)

 

10月31日はハロウィンでしたね!仮装して登園してきた子をきっかけに、たいよう組でも衣装作りが始まりました。

魔女にネコ、ジャック・オー・ランタン、夏祭りのなごりからか、うみぼうずにかっぱが出てきました。

友達の仮装姿が素敵で、かわいくて、思わずみんなでギュー♡

作る楽しさになりきる楽しさを味わいながら、本物のお菓子をもったプリンセスからお菓子をいただき嬉しそうな子どもたちでした。

家族でハロウィンのイベントに参加された子もいたようで、衣装を作りながら、射的づくりを始める子がいました。

「変身する子がいたりとか、遊べるところがあったりしたら面白いと思って!」

それを聞いて、「じゃあおばけやしきも作りたい!迷路も!」

「ご飯食べれるところとか、ショーする人とかがいてもいいよね。」

「それってテーマパークみたい!」

という話になると、たいよう組の子どもたちは行動が早い!いろいろな物を作り出しました。

その中で、段ボールを開いてトロッコを作った子がいました。でも動くトロッコはどうしたらいいか分からない。

そこでこども会議を開きました。

「○○さんがトロッコを作りたいって思ったんだけど、どうやったら作れるかな?」

私がその一言を話すと、あれよあれよとたくさんのアイデアが出てきます!

「タイヤを付ければいいんだ。」「でも段ボールのタイヤならすぐつぶれちゃいそう。」「あ~たしかに…。」「ブレーキ踏むと止まるようにする?」「でもそれってどうやってやる?」「電気かな~。」「それはちょっと難しそう。」「じゃあスクーターみたいに足でブレーキにかけれるように、穴をあける!」「こあらさんは難しいかもね。」「係の人になってやってあげようか。」「線路の上を走ればいいんやない?」・・・

「私もしゃべりたい!」「ちょっと聞いて!」「まだ(私が話している)途中なの。」

どんどん出てくるアイデアをみんな伝えたい思いが強くて、勢いがすごいんです!話したい、聞いてほしい!

そこに友達の話を聞いてさらに考えたり、自分の思いを伝えたりという力も少しずつついてきました。

最後はトロッコを調べてみると、スクリーンに映っている道を進んでいくと、問題が出てきて、答えだと思う方に傾くというトロッコを作ることにしました。

『ちゃんと左右に傾く。』ということと『ちゃんと真ん中に戻る。』ということが大事だということが分かりました。

 

次の日レッツトライ!!長いロール芯の上に段ボールを置いてみると、ちゃんと傾きます。

でもロール芯が動いてしまいます。そこで夏祭りの自動ドアの仕組みを思い出し、ガムテープの芯の中にロール芯を通すことにしました。ロール芯は動かない!でもトロッコは真ん中には戻りません。

次は3本ロール芯を貼ってみることにしました。体の重さで傾き、真ん中にも戻ります。

子どもたちは大喜び!クイズを出し合いながら、繰り返し遊びます。

遊んでいると当然壊れます。そんな時は修理!でも最後は、修理では直らないくらいボロボロになってしまいました。

よーし!!それじゃあ今度はどうしよう?子ども会議です!

「段ボールだからダメなんじゃない?」「段ボールをもっと重ねればいいよ。」「木とかで柱を作ったら?」

またまたどんどん出てくるアイデア!

試してみながら繰り返し遊んだり、それぞれが思いついたアイデアや考えを話し合ったりする時間が、面白く楽しいのです!そしてもっと試したくなってきます!だからすぐに上手くいかなくても、上手くいかないことが楽しく感じます。

これからどんな発想が出てくるのか、どんな姿が見られるのかとても楽しみです。