5歳児たいよう組

今週の1場面 たいよう組(5歳児)

7月11日(木)夏祭りに向けて③

たいよう組の夏祭りは ①プラネタリウム、②生き物捕り、そして最後の一つは③おばけです。

昨年の夏祭りで、「妖怪」に出会い、冬頃には、保育室でおばけ迷路やおばけかくれんぼを行った経験から、たいよう組でも「おばけをやりたい」気持ちが生まれました。広い遊戯室で、自分たちで作れることにワクワクしながら、段ボールを組み合わせて作り始めました。段ボールカッターで切ったり、段ボール同士を固定させたりするのはお手の物です!!

「道」が繋がると、「おばけは暗いから」と、画用紙を貼ったり、黒のポリ袋を切って貼ったりして、怖い道に変えていきます。

そして、自分たちがイメージする「おばけ」を身の回りの物を使って、どんどん形にしていきます。

「こあら組やなつめ組に、楽しんでもらいたい」と、言葉にするように、黒いトンネルの内側は、カラフルな画用紙で貼ったり、ライトを使って光らせたりして、「怖い」だけでなく「キレイ」「かっこいい」などと感じてほしいようです。(プラネタリウムでの遊びからも繋がっていますね。)「急に動いたらびっくりするかも」「音が鳴るのも怖いよね」「これで空を飛んでいるみたいになるよ」などと、会話を弾ませながら、怖がらせ方に工夫が見られます。

子どもたちの、「ビックリしてほしい」「かっこよく作りたい」思いが叶うように、ブラックライトを紹介すると、白色や蛍光色が発光することに驚き、描いた絵がどんな風になるのか期待しながら、たくさんの子が絵を描き、「お化け&宇宙トンネル」が出来上がりました。どのように見えるかは、”明日や夏祭り当日のお楽しみ”とのことです。

子どもたちの中で、「完成」に近づいてきたこともあり、実際にお店屋さんとお客さんになってみて遊んでみると…おばけ屋敷ならぬ、おあばけ追いかけっこに。保育室では味わえない解放感から、追いかける子も、追いかける子も楽しそうに見えます。子どもたちにやってみてどうだったか?(何が楽しかったか、困ったことはあったかなど)を尋ねていくと、「追いかけることが楽しかった。」「(追いかけられることは)楽しいけど怖かった。」「人間(おばけになっていないという意味)が脅かすのが…へん。」「おばけ少ないね。」などなど。実際にやってみたり、動画を通して自分たちを見たりすることで、相手がどう感じているか、映像や友達の素直な言葉で知り、自分たちも「おばけに見えるような服を作ろう」「お化けが少ないから、もっと作ろう」「追いかけるじゃなくて、目の前で脅かそう」「うわーじゃなくて、シャーの方が猫のおばけみたい」などなど、感じたこと、思い付いたことを言葉にしながら、継続して形にしていきました。

プラネタリウム、生き物捕りも同様に、どうしたらもっと綺麗に映すことができるか、トカゲが釣れるようになるか、こあら組でも楽しめる遊びになるかなど、まずは自分たちが大いに楽しみながら試行錯誤しています。

本当は、プラネタリウム、生き物、おばけのお店を「掛け持ちしたい」子が何人もいて、混ざり合いながら準備を進めています。(どの遊びにも思い入れがあるからですね。)お家の人を「びっくりさせたい!」「きっと、本当にすごいって言うよね。」「明日は来てねって言ったんだ。」などと、自分たちが準備してきたことを、自信をもって表現しようとしている姿が誇らしいです。まだまだ、進行が不慣れですので、分からないことは素直にお店屋さんに聞いてみて、思いっきり楽しんでくださいね。