5歳児たいよう組

今週の1場面 たいよう組( 5歳児)

11月8日(金)

今週は、グッと冷え込みましたね。子どもたちはというと、鬼ごっこをしたり、薄着でサッカーボールを全力で追いかけたり

日の当たる場所を探して、団子作りや秋の自然物を使ったご馳走作りをしたりして

それぞれ暖を取りながら、戸外でも元気よく遊んでいます。

秋も深まる中、団子作りに”変化”が見られるようになりました。一学期までの団子といえば、何となく丸の形になったり、団子が崩れなかったりすると満足でしたが、10月頃から、種類の違う種類の土(鹿沼土、赤玉土、荒木田土)に触れてご馳走作りをしてきたことで、それぞれの土で団子を作るようにもなりました。

特に子どもたちの心が動いたのが「荒木田土」です。土を細かく砕いて、水をたっぷり含ませると、ねちょねちょの塊になります。さらに手の平で丁寧に丸めると、だんだん丸の形になっていきます。幼稚園にある赤土や砂より粘度が高いので、初めて作る子たちも手応えを感じながら、大きくしたり、たくさん作ったり、まん丸にしたりと「次は~してみよう」と作る楽しさを味わっていますね。

 

そして今週の始め、3日寝かした団子を触ると「カチカチ~!!」「これもう石やん」「いや、ジャガイモやん」など、自分たちが作った団子の状態(固さ、色)の変化を言葉にして伝え合っていました。布でこすると、さらに色が変わることを知らせると、色々な生地の布から自分好みの色、大きさ、素材を選び、優しくこすります。「黒くなってきた!」「光ってきた~」「こっち(フェルト)の方が光る!」と気付いたことを伝え合いながら行います。

もちろん、こすっていると、ヒビが入ることもありますが、指に水をつけてヒビに塗ったり、水の中に沈めて綺麗にしたりすると、復活するときもあり、その修正しやすさも取り組みやすさに繋がっているようです。「今日も団子やろっかー」と、友達と誘い合って団子を育てたり、「ウーバーイーツでーす」と、作った団子をお客さんに届けたり、新しく興味をもった子たちが、団子名人に聞いて、苦戦しながらも初めての団子を作ったりしています。

「これ、色がついたらいいよね」と、鹿沼土(黄土色)の皿粉をかけたり、4日連続で磨いて光らせたりするなど、それぞれの気持ちや工夫が光っていますね。他の色も作りたいようで、まずは絵の具で試すようです。さぁ、色付き団子はできるのでしょうか。楽しみですね。