~ドングリ転がし~
大きな板を見た子どもが「すべり台?」と聞いてきました。「すべり台だけど、これだよ!」とタライに入ったドングリをかき混ぜながら見せると、ゴロゴロと大きな音に興味をもったようで集まってきました。
板にドングリ転がす事を伝えると、一人が一個をコロコロと転がしました。近くにいた子も、ドングリを手にもちドングリを転がし始めました。手にいっぱいのドングリを転がし始めると、ダダダダ…(表現したい擬音語がでてこないのですが…)板の上を転がる音と、金ダライに落ちる音の違いが面白く、転がせが転がすほど音が大きくなり、あちこちにドングリが転がるのを目・耳・手(感触)・心で楽しむ事ができました。
真っすぐに転がらないドングリが板からこぼれ落ちます。「たくさん落ちてしまったね」と拾っていると、たくさんの廃材をもってきて、「これで壁を作ればいいんじゃないかな」と提案してくれました。
壁ができたことでこぼれるドングリが減り、どんどんドングリを転がし始めました。両手でドングリをもって転がしたり、お玉を使って転がしたり、思い思いに転がす事を楽しみました。
落ちてくるドングリを下で待つのもまた楽しい。ドングリの感触を足の裏でも楽しみました。ツルツルした感触や少し頭がとがった感触も心地よさそうでした。
~落ち葉合わせ~
落ち葉プールの中に「色が違うのがある」と一枚の葉っぱを見つけた子がいました。園庭の木の葉っぱだと伝えると、私の手をひいて「探そう!」と誘ってくれました。西側の木から順にぱっぱ比べが始まりました。
「これは、大きいね」「これは、色が違うね…」と木の数を数えながら一本ずつ見ていきました。
似た葉っぱを見つけると一枚一枚合わせていきます。種類が同じでも大きさや形が全く同じ葉っぱは見つかりません。(その子たちは全て同じものを探しているので、私はどこで折り合いをつけようかと悩みましたが…)パズルのように一緒になる葉は見つからなくて、落ちいて入る葉っぱに期待を込めながら何度も何度も葉っぱ合わせをしました。同じ葉は見つかることができず残念そうでしたが、探していた葉は木に付いている名札で「イチョウ」ということがわかりました。葉にも名前がある事を知ることができました。身近な葉に興味をもち、形や大きさの違いに気付き友達を誘って宝物探しの様な時間でした。
出掛けた際に、木の実や落ち葉などを持ってきていただきありがとうございます。手で触れたり、同じに見えるけど何かちがうね?とたくさんの自然に触れる機会ができました。
園庭の木々も、寒くなり一気に落葉しています。自然の移り変わりを目で楽しみたいと思います。
保健指導で手洗いの再確認の話をしてもらいました。音楽に合わせて手を洗っていた子どもたちが(もしかしてお家で歌っているかもしれませんね)、古澤先生に指導の後に音楽を流したら「音楽はいらない」と子どもに言われました。音楽があった方が楽しく洗えるのでは?と思っていたら、隣で洗うと手洗い表を見ながら「いち・にい・さん…」と順に洗っていました。手洗いの習慣が身についているなと嬉しく思いました。