5歳児たいよう組

たいよう組(5歳児) 今週の一場面

先週に引き続き、砂場で遊ぶことを楽しむ姿が見られます。「温泉」と言っていた子たちは、「お湯を入れればいいじゃん!」と思い付き、少し離れた場所から何度も往復をしてお湯を運んでいました。「あったかい~」と嬉しそうでした。❝次はどうしようか?❞ ❝こんないいこと思い付いた!❞という思いから、考え、試していますね。

 

遊んでいるうちに、楽しそう!と思った子が仲間入りしていきます。「もっと大きくしようよ!」「ここから流れるようにしたい!」「こことそこ繋げたら?」と、入ってきた子によってイメージも変わり、新たな面白さや目的になっていきます。

 

今週は、ALTの先生が始めて来てくれました。初めての『English time』は、先生の母国や家族についてテレビに映した写真を見ながら聞いたり、クイズに挑戦したりし、いろいろな色を英語で言ってみたりしました。

月に3回程度来てくれます。来週も楽しみだな~。

 

昨年度、地域の方が田植えをする前の田んぼにれんげの種を蒔かせてくださいました。毎年、年中児の終わり頃種まきをし、年長児になった春頃、れんげ畑で遊ばせてもらいます。

れんげで花冠を作ったり、ごろんと寝転がってみたりと春の自然に親しみました。

そこで出会ったのが、カエルでした。生き物が大好きな子、触ることに喜びを感じている子が捕まえ、飼育ケースに入れて園へ一緒に戻りました。その日から、カエルを触ったり、泳がせてみたりしています。

子どもたちの中には、「絶対触れない!」と言い切る子もいました。でも、友達が嬉しそうにカエルと遊んでいるので、段々興味が...2日後くらいには、「触らせて。」と言って恐る恐るチョンっと触りました。

教師:「初めて触ったの?」 Aさん:「うん。」

教師:「どうだった?」   Aさん:「ぷにぷに。」

と、はにかみながら教えてくれました。

 

園庭には、ダンゴムシも隠れています。

こちらでも、友達に刺激をされて一緒にダンゴムシを探す姿が見られました。

慣れた手つきで「おった!」と見つけていく友達。教師も思わず「ダンゴムシ見つけの名人やな~。」とうなるほど。「○○君すごい!」と称賛の声が上がりました。探しながら、謎の抜け殻の破片、謎の小さな幼虫(「僕はクワガタやと思う」とのことでした。)、ミミズも見つけ、「楽しかったね~。」と満足し、片付け後給食を食べに行きました。

その後、ダンゴムシ名人は、ダンゴムシを欲しそうに見ていた年中児にも探してあげていました。

 

カエルと遊びたい子たちは、戸外でも室内でも遊びたいようです。

「大きな箱がいる!」とのことで、プラスチック製の箱を倉庫から出してきました。

「すごい!大ジャンプした!」「スーって泳いでった!1秒で!」とカエルの様子を嬉しそうに観察していました。そのうち、❝箱に乗せてみよう❞、と思う子が現れ、菓子の空き箱を浮かべてみたけど、「カエルが乗ると重くてダメ。」「水が入ってきちゃう。」と、うまくいきません。ペットボトルはクルクル回ってしまうとのこと。あれも違う、これも違うと試した結果、「先生見て!」「ここ(注ぎ口)が曲がっとるで水が入ってこん!」と牛乳パックが沈まないと発見したようです。

❝あれ?想像してた様子と違うぞ❞ということに出会うことで、より一層考えたり、試したりすることができますね。すぐに答えを知らせるよりも、一緒になって、なんでかなぁ~と考えながら、子どもたちが思考を巡らせていく経験を大切にしていきたいです。