5歳児たいよう組

たいよう組(5歳児) 今週の一場面

第1回『ファミリーの集い』がありました。

3学年でグループに分かれて遊んだり、みんなで集ったりする『ファミリーの集い』ですが、今回は、こあら組(3歳児)とたいよう組の交流でした。こあら組の歓迎の気持ちも含んでいます。

4月の終わりにこあら組の歓迎会も含めた『ファミリーの集い』があることを知らせ、何をしたいかを子どもたちと話しました。色々な意見が出る中で、「宝探しは?」という意見に「いいね!」「楽しそう!」と賛同の声が集まりました。

宝探しをするには宝箱、そして、宝がいるという話になり、何で宝を作るか考えると、なつめ組のときに作った経験からペットボトルのキャップをキラキラにすることを思い付きました。家庭から材料を持ってきてくれる子や、作って持ってきてくれる子もいました。

こあら組と宝探しをする前に、たいよう組だけでやってみました。探す役、隠す役に分かれ、後半は役を交代して行いました。やってみるとすごく楽しかったようで、「これならこあらさんも楽しいかも!」と言っていました。前日の帰りの会で宝箱を隠しに行きましたが、そのときには、こあら組でも見つけられる場所、でも簡単過ぎない場所という思いで隠していました。

当日を迎え、こあら組の保育室へと行きました。宝探しの前に、こあら組に聴かせたいといって決まった『世界中のこどもたちが』を歌いました。こあら組でも踊れる簡単な踊り『いんぐりもんぐり』を踊ってほしいという担任からの熱い思いも快諾してくれた子どもたちでしたが、いざ踊るときには「恥ずかしい~!」と照れる子もいました。

 

待ちに待った宝探しの時間になりました。自分たちで試してとっても楽しかった宝探しですので、たいよう組が先に行って見つけてしまうことだってあり得ましたが、どの子も優しく手を繋ぎ、寄り添うように歩いている姿がとても印象的でした。

見つかるまでずっと一緒に探してあげたり、絶対に手を離さず歩いたり、ロッカーにしまうまでついて行ったり、見つけた宝箱をペアの子が取るまで待っていたりと、自分より小さい子を思いやる気持ちが見られました。

その日の帰りの会で、こあら組の表情や、感じていた気持ちについてみんなで考えました。「嬉しそうだった!」「喜んでた!」と気付いたことを話していました。その中で、「なんか自分も嬉しくなった!」と言う子がいました。

自分たちのしたことが相手にとって嬉しいことだった、と感じられる経験を通して、自分の行為と相手の気持ちにつながりが感じられるといいなと思っています。また、友達の感じたことを隣りで聞くことで、自分の気持ちに気付いたり、一緒の気持ちを感じたりすることもできますね。