5歳児たいよう組

たいよう組(5歳児)今週の一場面

5月上旬、園庭のプランターにイチゴがなりました。日中、子どもたちと収穫し、真っ赤なイチゴがすごくおいしそうで、「いいにお~い!」と、においを嗅ぐ子もいました。

収穫したイチゴをどうしようか?と帰りの会で子どもたちに問いかけてみました。

昨年度、なつめ組(4歳児)のときにイチゴジャムを振る舞ってもらった経験から、「イチゴジャム作りたい!」という声が上がり、「なつめさんやこあらさんも呼ぼうよ!」と、今度は自分たちが振る舞う側になりました。

たいよう組になり、初めてクラスで協力して1つのことを成し遂げる取り組みになります。当日(6/10)に向けて、ときには看板を作ったり、ときには飾りを用意したりなどしており、個々のペースで参加しています。みんなの作った物、描いた物、出したアイデア、友達の考えを認める姿、一人一人の色々なことが合わさって、当日の達成感に繋がるといいなと思っています。

取り組みの過程、そのなかで感じた気持ちなど、今後、紹介していきますね。

 

以前、ホームページでもご紹介した泡遊びが、今はシャボン玉遊びになっています。

ある子が、「シャボン玉の中に入りたい。」と話し、それが夢なんだと帰りの会で他の子に知らせていきました。それを聞き、「え!?空に飛んで行っちゃうやん!」と言う子がおり、教師にはない感想のもち方に子どもの考え方の柔らかさを感じました。

泡だらけにしない方がいい気がする、水よりお湯の方が割れにくいかも、ということは繰り返すなかで感じたようですが、それでも割れてしまうことが問題でした。

ある日、いつものように石鹸とお湯でシャボン玉を作りながら話していると、「お父さんは体洗うやつでシャボン玉してる。」と家庭のお風呂での話を教えてくれました。それは「ちょっと割れにくい。」とのことだったので、入れてみよう!ということになり、ボディソープを入れてみました。そしたら、ちょっと割れにくくなった気が・・・

帰りの会で、ボディソープを入れてみたことを話すと、子どもたちから、さらにアイデアが出てきました。洗濯のり、シャンプーといった物から、白い絵の具、片栗粉まで、ここでも教師の発想にはない物が出てきました。

さらに、家庭でも話題にしてくれたようで、そして、保護者の方のご協力もいただき、歯磨き粉や洗濯用洗剤、食器用洗剤、ボンド、小麦粉を持ってきてくれた子もいました。

「実験だー!」と言ってまず数日試してみました。小麦粉を入れ過ぎて手に付き、「小麦粉はダメだ!」と友達と言っている子や、「洗濯のりと、シャンプーと、片栗粉!でも片栗粉は少し。」と微調整している子、洗濯のりがいいと聞き、大量に入れたら全くシャボン液が幕を張らなくなった子など、できなくても発見があり、楽しい時間でした。教師も柔軟剤を入れたら全くできなくなったので、柔軟剤は入れない方がいいよと伝えながら、一緒に楽しみました。

「塩は?」と言っている子もおり、今後も試してみることを楽しみながら、たいよう組の配合が出来上がっていくかなと思います。

ちなみに、持ってきてくれた物の匂いを嗅いでみました。大人用の歯磨き粉の匂いには、みんな「うわぁっ!」と鼻を曲げていました。楽しさや、発見、驚きから、ちょっと強烈な臭いまで、友達と一緒に味わって、一緒に試せる経験が、友達と一緒に何かをすることへの楽しさになり、イチゴジャムレストランのようにみんなで取り組むときの力を合わせる原動力になりますね。