2学期が始まりました。
久々に会えた友達と、早速集って遊びを楽しんでいます。
材料豊富な製作コーナーで、イメージしたものを作り始めたり、ポリ袋を用いて衣装を作り身につけたりと1学期に楽しんできたことを中心に、遊び出す姿が見られました。しかし、1学期と全く同じものを作る訳ではなく、アイデアがさらに加わり、「本物そっくりの形、色合いにする」「よりアイドルらしく、蝶の塗り絵やレースなどを切り取って、パーツに用いる」「斜めがけできるように輪ゴムをつなげて、身につける」など工夫が盛りだくさんでした。きっと、夏休み中のさまざまな経験を経て、感性が豊かになったり、観る視点が変わったり、新たな方法を知ったりして、幼稚園の遊びにも生かされているのだなと思っています。
カプラで作る作品も、「マンション」「市役所」などと見立てながら、いろいろな構成のものを作り上げていきます。近くで作る友達の作品を見ながら、自分のものに取り入れる子もいれば、一つの作品を複数人で作ることで、大作ができ満足気に「見て〜」と周りに知らせる子もいます。不意に倒れたり、バランスが崩れても、気持ちは崩すことなく、『もう1回』『次はもっとおもしろいもの、作るぞ』といった様子で遊び続けています。
ままごとコーナーでは、既製のものを減らし、自分たちで考えた「ご飯」や「ドリンク」を取り入れていけるように環境を整えました。すると、やっぱり子どもたちは、「無いから作ろう!」といろいろ工夫し始めました。先日は、カフェのようなドリンクが並び、今日は、ラーメン屋さんがオープンしました。オープンと同時に、Aちゃんが園長先生を呼びに行きました。「園長先生、ちょっと来て!」だけ伝え、ラーメン屋さんのことは秘密にしていたようです。サプライズにしたい気持ちが伝わります。
ラーメン1杯30円と格安です。それを聞きつけ、お客さんになろうと急いでお金を作りに行く周りの子たち。「1000円にしようかな」とお金を作り始めたのを見て、今度はお店の人たちが「お釣りがいるじゃん!」と慌ててお金を作り始めました。なんと、決済アプリで払えるか尋ねている子もいました!日常生活の再現ですね(笑)
行列のできるラーメン屋さんは明日も開店するそうです。どんなふうに発展していくのか、楽しみです。
暑くてなかなか外には出られないのですが、熱中症指数が低い曇りの日には、戸外で思いきり体を動かして遊んでいます。
竹馬や足で漕いで進む乗り物に挑戦していた子たちから次々と声を掛けられます。
「先生!見て!1学期は全然できんかったのに、なんでか分からんけど、できるようになってる!」
前にはできなかったことにも挑戦しようとする心の逞さに成長を感じます。そして一方で踏み出せたからこそ、感じた「前の自分」との違い。少しできると嬉しくなって、もっともっとやってみたくなりますね。
保護者の方からいただいたバタフライピーの花を使った色水遊びを、始業式に園長先生が紹介してくださいました。早速やってみると、なんとも綺麗な青色の色水ができました。
「園長先生はレモンで色を変化させていたよね。」と思い出しながら話していると、倉庫で酢を発見しました。「酢ならレモンと同じで酸っぱいから、これでいいんじゃない?」と混ぜてみました。すると注げば注ぐほど色が変化しました。紫になったのです。B君はそれを早速園長先生に伝えに行きました。「伝えたいコトがあって、伝えたいヒトがいる」・・。心が動いていますね。
それを基に、
クラスでも実験をしました。バタフライピーの色水に酢を1杯入れると青→紫色になりました。「2杯入れるとどうなる?」の問いに、「濃くなる」という意見が大半でした。試すと・・・なんと青→赤紫色になりました。予想外の結果に、「もっとやりたい」「自分で入れてみたい」「他の(液体)も試してみたい」と興味津々です。
組み合わせをまたいろいろ試してみたいです。
最後に・・・
園で飼育しているカブトムシがだんだんと減り、夏の終わりを感じています。
「卵って生まれているの?見てみたい」と土の中を覗いてみると、4匹の幼虫と数個の卵を発見しました。
たいよう組前の廊下で「大きく育ってほしいね」と毎日卵を眺めています。