1月16日(木)加納幼稚園との交流 ~ドッジボール対決~
楽しみに楽しみにしていた、「加納幼稚園でのドッジボ―ル対決」をついに迎えました。
しかし、今週に入ってお休みの子も多くなり、前日にはクラスの3分の1が欠席。「どうしよう…」「もう勝てないかも…」と多くの子が不安になっていました。そんな中でも、今までクラスの中で考えてやってきた「作戦」を思い出したり、自分たちの得意な所(①よける②とる③投げる)をホワイトボードに描いたりして、それぞれが”自分にできることをしよう”という思いがグンと高まりました。さらに、お休みの子たちはどんな気持ちか、思いを馳せてみました。どの子も、自分たちと同じように「ドッジボールをしたい」「勝ちたいと思う」と言葉にしていました。そして当日、応援メッセージを聞いて、さらに「金メダルをとりたい(優勝したい)」気持ちが、1つになったように感じました。
加納幼稚園の遊戯室で、こあら組やなつめ組の子たちが応援に来れない代わりに、応援弾幕を作ってくれたことを知ったり、お家の人が作ってくれたお弁当を食べて、パワーをもらったりして、ますます気持ちが高まりました。
試合の1時間前には、戸外に出て、ドッジボールをする姿からも、気持ちが伝わってきます。
そして、内容は…
ボールを必死に追いかける、ボールに当たらないようによく見て避ける、取ったボールは自分で当てたくて投げる、当てたい子を狙って投げる、ボールに当たってもグッとこらえて諦めずに当て返そうとする、自分がボールを投げられなくても、友達が投げるときに応援したり、当たったら一緒に喜んだりする、少しでも線が出たら、相手ボールにする、パスが通りそうな場所を狙ってパスをする、どの姿も光輝いていましたね。だからこそ結果もついてきました。
3チーム全て1勝1負で、「引き分け優勝」になりました。なつめ組の頃から、たいよう組のライバル相手として取り組み、今までの長い長い過程を経ての今日だったので、担任としては物凄く悔しかったです。ですが、結果以上に、今日という日をそれぞれが楽しみに迎えられたこと、いつもと違う場所でも自分を表現しきれたこと、それが何よりもの成長で一番嬉しいことです。そんな子どもたちの姿を引き出したのは、今までの積み重ねと、お家の人の”支え”やたくさんの”思い”があったからです。日々揺れる思いを受けとめてくださり、気持ちが前を向いたタイミングで一緒に向き合ってくださったり、子どもたちで計画した練習に応えてくださったり、お弁当でパワーを注入してくださったり、温かい声援を送ってくださったり、在園児やここにいない友達の思いを想像したり、それら全てが自分たちの力となり、”誰かじゃなくて、自分が”の気持ちで、当日を迎えられたのだと思います。
17日、子どもたちは、念願の金メダルを園長先生からかけてもらいました。自分たちで作った、一番欲しかったメダルです。
教師にはメダルがないということで、4枚作って持ってきてくれる子もいました。
さぁ、幼稚園生活も楽しいこと、夢中になれることがまだまだあります。ドッジボールも終わりません。
メダルの輝きのように、皆で生活を彩っていけるように過ごしていきたいです。