今日の園庭は雨上がりでぬかるんでいました。
登園時に、早速水たまりや、ぬかるみにそっと足を入れる子どもたち。
いつもの乾いた地面とは違う感触や水・泥の動きを感じているようでした。
「雨上がり最高!」「気持ちいい!むにゅむにゅ!ぺちゃぺちゃ!」と手で触れ、靴を脱いで裸足になり…とだんだんダイナミックに遊んでいきます。心も解放され、笑顔があふれます。
幼児期の今だからこそ、自然にたっぷり触れて、五感を通した経験を大切にしています。
日陰の場所の水はひんやり。感触を楽しみながら、歩いていくと、「あれ?こっちは水があったかい!」日当たりのよい場所は、水がほんのり温かくなっているのです。そんなことも、肌で感じながら遊んでいます。
園庭の片隅でカラスノエンドウを見つけました。鞘を見てみると、緑や黒いところがありました。
中から出てくるつぶつぶの種も緑や黒色でした。初めて見る子どもたちは、自分でもさやを剥いたり、つまんでみたり。集めだすとおもしろくて、もっともっと欲しくなり…ついつい夢中になって探します。「どうして緑色と黒色があるの?」「緑の豆が黒色になったんだよ。」と予想しています。おうちの近くの自然にも目を向けると、おもしろい発見があるかもしれませんね!
子どもたちは毎日、「どうして?」と問いをもったり、「きっと~じゃない?」と予想したり、「~したら…になるのかも!やってみよう」と考えたことを試してみたり。答えを教えられたことよりも、自分で不思議に思って考えたり、観察したり調べたりしたことは心にも記憶にも深く残っていきます。そういった経験を幼児期にたくさんすることが、学齢期以降の学びの芽となっていきます。
おうちでも、ぜひお子さんの「どうして?」を一緒に膨らませてみてくださいね。