いよいよ、来週は夏まつりです。
お客さんとして、月曜日には保護者の皆さん、火曜日にはなつめ組とこあら組が来てくれることを知らせ、楽しみにしている子どもたちです。
当日は、午前中にショー、午後にお店屋さんをする予定です。それぞれに、自分の役割がある子どもたちですが、少し先の未来をイメージしながら遊びを進めていくというのは、なかなか難しいことでもありますね。
そこで、ショーのなかでのやり方について何がよいのか、どこを変えるといいのか、お店ではお客さんが来たら誰が何をするのかなど、みんなで話したり、少人数で話したりする機会を作っています。
みんなで話すときには、お互いに見合った後に話すようにしたり、iPadで録画した映像を見ながら話したりすることで、見たことについて話せるようにしています。映像で見ることで、自分たちがお客さんの目にどのように映っているのかが分かりますね。
「かわいい!」
という声が聞かれたのと同様に、
「(カーテンが閉まっているときに)声が大きすぎてバレバレじゃん。」
「何してるか分からん。」「踊ってない、ふざけちゃってる。」
という声も聞かれました。
相手から見た自分はどんな様子なのか、ということをイメージしたり、実感したりできるよい機会だとも思っています。
見合ってみた後に感想を聞いてみると、「〇〇くんの花火がキレイだった。」「みんな綺麗だった。」など、友達の素敵なところを言葉にして伝えてくれる声が多く聞かれました。
友達が認めてくれると嬉しいですね。
奇麗だったという子にどんなやり方をしているのかを聞いてみました。ライトの当て方、花火の動かし方、個々に意識していることがあり、その話ややり方を見聞きし、「次は自分も〇〇ちゃんみたいにやってみたい!」という新たな刺激となったと思います。
少人数で話すときには、お互いの顔が見合えるように座ったり、丸くなったりしています。帰りの会でするときもあれば、遊びのなかで話し合いをするときもあります。
少ない人数であることで、相手の考えを聞きやすくなったり、自分の話を聞いてもらえたという実感をもちやすくなったりします。ちょっとしゃべるのが苦手だなという子も、輪のなかの一員としてその場にいて聞くことで参加した実感になります。
のびのびとした雰囲気で話し、準備期間が残り2日のなか「景品を渡す!」と話しているチームもおり、❝えっ、今から?!❞と大人側は思いましたが、一生懸命作っていました。「今日と明日で作らなかん!」とやってみると時間のないことに気付き、こうしたところでも実体験を通して時間の感覚を得ていくのかなと思います。
冒頭でも述べましたが、来週はいよいよ夏まつり!
子どもたちにとって、素敵で、楽しくて、達成感や一体感の感じられる夏まつりになってほしいと願っています。そのために、できる限りのことを全力でしていきたいと思います。