幼稚園行事

5歳児が芋掘りをしました!

6月に苗を植えたサツマイモを5歳児が収穫しました。

まずは、ツルを引っ張るところから。

前日に絵本で、土の中に眠るサツマイモVS人間の子どもたちの綱引きを見ていたので、つい掛け声も綱引きのようになり、「よいしょ!よいしょ!」と力いっぱい引っ張ります。

手で土を掻き分け、サツマイモの頭が見えると嬉しくなって、「あった!」と更に掘る手がスピードアップします。しかし、すぐには掘り出せないため、「誰か〜助けて!手伝って〜。」と友達を呼んでいました。

仲間が増えると、会話も弾みます。「これってどこまで続いているの?」「地球の裏側じゃない?」「っていうことはブラジル?」「いや、きっと地獄まで続くんじゃない?」「うわ〜もう100年かかるわ。」・・・子どもたちの呟きって、そっと耳を澄ませていると、本当におもしろいですね。大変なことを、さまざまな表現で伝え合っていました。

残ったツルで毎年リースを作っています。

園長先生から、ツルを絡ませながら巻くことを教えてもらい、早速挑戦しました。昨年度年中組の時は、教師が作っておいたツルのリースに飾り付けをするだけでしたが、今年は自分で作りたい子がいました。ここでも「やってみたい!」が溢れています。

収穫したサツマイモの中から、重そうなものをいくつか子どもたちが選び、「おいも選手権」をしました。「おいもの体重測定」と称して、大きさではなく、重さを計り順位をつけました。

まずは、子どもたちが選んだ9個の芋の中から、1番重そうだと思うものを予想で選びました。1番人気は①のイモ。続いて、⑤のイモ、③のイモ・・と予想が分かれました。

1つずつ重さを計ると、結果はこのようになりました。

子どもたちが予想で選んだ①③⑤の芋が1・2・3位となりました。

勘が冴えていました!これも生活の中で経験したことの積み重ねで、考える力が育った証かなと思いました。

収穫したイモをどうしたいか尋ねると、「焼き芋にしたい。」「大学芋にしたい。」「天ぷらもいいんじゃない?「うちは、イモご飯を作るよ。」といろいろな料理の提案がありました。栄養職員の先生に相談したところ、今回は11月の給食メニュー「大学芋」の材料として用いることになりました。「3週間くらい置いておくと、もっと甘くて美味しいサツマイモになるよ。」と教えてもらい、ますます給食で食べるのが楽しみになりました。

最後に・・

「サツマイモの苗が猛暑にやられないように」と、朝や夕方、休日などにお水をあげてくださった保護者の皆さん、草抜きを手伝ってくださった保護者の皆さん、ご協力くださりありがとうございました。今年度はサツマイモの花がたくさん咲いたので、心配していた通り収穫は少なめでしたが、子どもたちにとっては、ウキウキ楽しい収穫となりました。皆さんのおかげです。ありがとうございます。