幼稚園行事

たいよう組(5歳児) 今週の一場面

先週の金曜日の給食で、幼稚園の畑で収穫したサツマイモを「大学芋」にして食べました。

収穫した後、しばらく置いておいた方がデンプンが糖になって甘くなることを聞いて待っていたので、「やっと食べられる!」「甘い。」「カリカリしていて、おいしい。」と喜んで食べていました。

来週は焼き芋ですね。

今度は年長児がエプロンを身に着け、芋を包んだり、火に入れたりします。楽しみですね。

先週仕掛けた虫の罠。なんと、ほとんど無くなっていました。

「消えた!なぜ?」と子どもたちは驚き、自分なりに理由を考えていました。

「カラスじゃない?カラスって何でも食べるらしいから、エサを食べに来て、全部持って行っちゃったんじゃない?」

「風だって、たぶん。ここ風すごく強いから、飛ばされちゃったんじゃない?」と次々予想し、辺りを探してみました。すると、畑南側の水路などにいくつか仕掛けが落ちていました。やっぱり風?それともカラスが落とした・・・?

どちらにしても、もっと深く埋め、持っていかれたり、飛ばされたりしないようにと、再度仕掛けてきました。

 

寒くなり、畑や園庭の生き物は随分減ってきましたが、たいよう組にビックニュースが飛び込んできました。

「先生!ザリガニが卵持っている!」とA君。それを聞きつけ、「どれどれ見せて!」とみんなが駆け寄り、お腹を確認すると大量の黒い卵がありました。「いつ生まれるの?冬?春になったら?」「食べられちゃうといけないから、いつもよりエサ多めに入れておく?」と思い思いに話し、大事にしたい気持ちがますます広がりました。

園庭では、木工遊びを続けています。ボンドを使っての接着だけでなく、釘打ちをしたいというリクエストがあり、早速準備しました。去年の年長児がしていたことをよく覚えていて、憧れを抱いていたようで、リレーのときと同様、「たいよう組さんだから、できるんだよね!」となんだか誇らしげに釘打ちを楽しんでいました。

初めは個々に自分の木材を用意して釘打ちをしていたのですが、次第に「ドングリを流したい。」などとイメージが膨らみ、大判の板に釘を打って流すところを作りました。

そこに輪ゴムを引っかけると、なんだかおもしろい模様になったり、道のように見えてきたりしました。実際にドングリを転がしてみると、板から落ちたり、ジャンプしたり、輪ゴムに引っかかって止まったり・・。

何度も転がしたり、輪ゴムの張り方を変えてみたりしながら遊んでいます。

 

今週は命を守る訓練も行いました。年長児は予告なしで、遊戯室から非常用滑り台を利用して避難しました。

落ち着いた避難の仕方を消防署の方に褒めていただきました。

その後、放水の様子を見せてもらったり、消防車の仕組みなどを質問したりしました。

消防車の中には、家庭用浴槽の10杯以上の水が入っていることを教えてもらいました。

4人1チームで活動していること、消防車が入っていけないような狭い道には、台車でホースを運ぶこと、ホースは1本あたり20メートルほどの長さになっていることなど、子どもたちの質問に次々答えてくださいました。

最後は、憧れの気持ちが大きくなったB君は、消防士さんに「サインください!」とお願いし、「サインはできないけれど、握手なら・・」と応えていただきました(笑) 子どもたちにとって貴重な体験になりました。

乾燥する季節です。火の取り扱いには十分気をつけながら、過ごしていきたいですね。