5歳児たいよう組

今週の1場面 たいよう組(5歳児)

7月9日(火)夏祭りに向けて②

こあら組の頃から生き物が大好きな、たいよう組の子どもたち。

A児の「夏祭りも虫捕りがしたい」という考えに皆も大賛成!それもそのはず!生き物をたくさん捕まえ、触れてきた、このたいよう組だからこその遊びに教師も感心させられました。

やりたいことが決まると、早速お家で作ったり、作り方を調べて持ってきたりして、その出来上がりを見たり、一人が作ったりしている様子を見て、「僕もやってみたい!」と、虫作りが始まりました。

数人で、数十個を作り終え、「これで、虫採りができそうだね!」と、作った物を遊戯室に運び、実際にやってみると…「大変!」「もう(捕まえる)生き物がいない!」と、生き物の数が少ないことに気付きます。

すると、自分の大好きなカエルを作ったり、

本物の生き物を運んだりしたりして、あの手この手で虫捕りコーナーを賑やかにさせていきます。

生き物の捕まえ方にも、工夫が詰まっています。始めはガムテープでくっつけていたけれど、「本物のようにタモでとれるようにしたい」思いから、なつめ組の迷路ごっこの時に使った磁石を思い出し、生き物にはクリップを、木や草には強力磁石(磁力の弱い物は2個)つけながら、試していきます。簡単に取れないように、木の中に隠して貼ったり、高い所にしたりと、今までの実体験からどこに生き物をくっつけるか、考えて貼っているところが”さすが”ですよね!

最近トカゲを捕まえた嬉しさから、急遽トカゲも生き物採りコーナーの仲間入りに。色使いがかなりリアルです(笑)「トカゲは捕まえにくい」ことから、木の上から釣るという遊び方になりましたが、たいよう組の子がやってもなかなか取れない、とっても難関な遊びができあがりました。(簡単には取られたくない気持ちもよく分かります。)

毎日、虫を作ったり、採ったり、友達や保育参加に来たお家の方に遊んでもらったりする中で、それぞれの子が、「今日も生き物を作ろう」「昨日は~タモの数が足りなかったから、もっと作ろう」「どうしたら、皆がトカゲを釣れるようになるかな」などなど、それぞれの子の昨日の遊びが今日、明日へと繋がり、そのコーナーの遊びがどんどん楽しくなっていくのを、子どもたち自身感じているようです。

それぞれのコーナーで遊べば遊ぶほど、楽しさやうまくいかないことに気付いて、子ども達からは「今日も改造しよう」「私もやってみよう」「もっと~してみよう」などと、友達と刺激を受け合いながら工夫して試す姿が見られます。そして、今週の月曜日、C児の被り物をきっかけに、「お店屋さんって分かる物を身に付けたい」という思いが広がり、服、帽子などのアイテム作りも楽しくなってきています。それぞれの素敵な所(情報)を自分なりに取り入れる遊びの嗅覚がどんどん高まっていますね。本当に毎日が楽しいです!