4歳児なつめ組

今週の1場面 なつめ組(4歳児)

7月12日(金)

先週から、なつめ組でもEnglish Classが始まりました。週に一度、普段の遊びや生活の中でも、ALTと一緒に楽しみながら英語に触れています。

子どもたちにとって、大好きな時間の一つのようです♪

そして、先週のHPでお伝えした夏祭りごっこ。今週も引き続き楽しんでいます。

お祭りに行った経験のある子は、「かき氷が必要!」「わたがしも、りんご飴もあったよ。」「焼きそばとか、たこ焼きも食べた!」などと、自分の経験から遊びに繋げ、どんどんと作り出していきます。

中には、お祭りに行ったことがない子もいるでしょう。

でも、“絵の具が好き、作るのが好き、何だか楽しそう”といった思いから、楽しく遊びに参加していきます。

友達が家庭で経験してきたことが、幼稚園でまた違う形となって現れ、他の子どもたちの経験となっていきます。混ざり合って、どんどんと広がっていくところが面白いですね。

たくさん食べ物を作ると、誰かに振る舞いたくなる子どもたちは、お店屋さんを始めました。

お客さんが来そうなところを相談して考えた結果、「ホールが良いんじゃない?」ということになりました。

丁度、来週の園行事に向けて提灯が飾ってあることを知っていた子どもたちは、「ほら!ぴったりじゃん!!」とご満悦です♪

「音楽もつけて!」とリクエストがあったため、夏祭りらしく盆踊りの曲をかけると、「違う!!これじゃない!」と、子どもたちのイメージとは違っていたようで、曲名も添えて再度リクエストがありました(笑)

そして、「お祭りは夜だから、暗くしたい。」とのことだったので、電気も消してお客さんを待ちます。

「いらっしゃいませ!」と声を出しますが、待てども待てども、お客さんはなかなか来ません。

「もう!呼んでくるわ!」と職員室に呼びに行ったり、こあら組やたいよう組の子どもたちに、自分たちで考えて作ったチケットを渡しに行ったりしました。

そして、お客さんがいざ来ると、「きゃ~!!」と大喜びです

作るのも楽しいし、作ったものを見てもらうのも嬉しい。お客さんとのやり取りも楽しい!!

忙しそうな子どもたちでした♡

「お祭りには、花火がある!」と思い付いた子を筆頭に、前に製作した花火を自分たちで持ってきて、高いところ(これも花火を見た経験からでしょうか。)に張り付けて、嬉しそうに眺めていました♡

数日後、お店の飾りが壊れていることに気が付いたAちゃん。

「もっと頑丈にしないと。」とあれこれ試します。

「前はテープで付けてたけど、外れた。」という経験から、「ゴムで巻き付けたらいいんじゃない?だって、ゴムって頑丈だし。」と考え付きました。

教師と一緒にどんなゴムが良いのかを探したところ、太いゴムと細い釣り糸で「やってみよう。」というAちゃん。

ゴムとゴムを絡まらせたり、結んでみたりして、工夫して固定しようとします。

それでも、うまく固定ができない・・・。

そんなうまくいかないことに出会いながらも、「じゃあ、こうする?」「いいこと思い付いた!」と繰り返し考えていく姿がとても素敵でした。

少しの不安定さはありますが、Aちゃんなりに考えた方法で何とか固定ができたので、Aちゃんも「できた!」と嬉しそうでした。

うまくいかなかったことの先に、「できた!」があることが分かれば、また挑戦しようとする姿に繋がっていきますね。(この方法で固定できたことに教師も驚きましたが・・・!)

他にも、焼きそばの屋台が登場したりと、楽しい夏祭りごっこです♡

そして、もう一つ。

登園する途中の水路で大きなザリガニを見たというBくん。朝から何度も何度もすごい熱量で話してくれていました。

なかなか、その水路に向かえずにいたところ、職員室にいる園長先生や教頭先生に直談判をしに行ったBくん。

なんと、一緒に行ってもらえることになりました。

そんな強い思いで捕まえてきたザリガニをクラスの友達とたくさん触って親しみ、

「えさは何を食べるのかな?」と本を使って調べたり、

ザリガニをお散歩させたり。(ストローは、ザリガニ迷路のイメージで通せんぼをしているようです。)

”自分で見つけた”、”自分で捕まえた”となると、思いはひとしおですね。

このザリガニをきっかけに、”自分たちなりにお世話をする”姿に繋がるといいな・・・と思います。

職員室の先生も、子どもたちにとって、自分たちに寄り添ってくれる大好きな先生の一人であるということが私自身も実感できた場面でした。

1学期も残りわずかとなりましたが、ザリガニ共々、これからのなつめ組に乞うご期待です☆