5歳児たいよう組

今週の1場面① たいよう組(5歳児)

先日、敬老の日のお手紙をポスト投函してきた際に、園舎東側を流れる幅の広い用水路にアメリカザリガニやタモロコを発見した子どもたち。「幼稚園の近くにもいるんだ!」「(本物の)魚釣りしたいよね。」と、話をしていました。また、幼稚園の南側の(流れの速い)用水路には、カエルやアメンボが確認でき、子どもたちの❝捕まえたい❞❝釣りたい❞気持ちは日に日に高まり、室内の釣りごっこが、本物の釣りごっこになってきました。

そんな時、お家で釣り竿を作ってもってきたことがきっかけとなり、釣り竿作り&釣りブームの到来です。園の緑の柵から、用水路に向かって釣り糸を垂らして釣ろうとするため、「長さ」が重要なようです。何度も作りながら、「あ、糸が届かない!」「もっと長くしないと。」と、ストローや割りばしを付け加えたり、糸の長さを足して作り変えていきます。ビールケースに乗って、高さを出す工夫も見られました

糸の先にはクリップがついていますが、クリップが川に浮いても、魚どころか生き物がかかることはありません。始めはそれでも楽しかったのですが、どうしたら釣れるのか考えるようになってきました。日々の試行錯誤を3つの作戦に分けてみると…

 

【①餌作戦】魚は何が好きなのか考えると、「草とか食べそう。」」「甘い物がいいんじゃない?」「ナツメとか?」「いや、魚は生きている虫がいい。」などと、それぞれ思い付いた餌を試します。(クリップに絡ませたり、ブスッと刺したりしながら…餌をセッティング)

【②場所変え作戦】草が生い茂っていて生き物が潜んでいそうな場所からひたすら試したり、川の水面を見て、生き物を見つけてから行ったり、園外で魚を釣る計画をしたりしています。

【③釣り竿改良作戦】糸がスムーズに長くできる(絡みにくい)素材を試したり、仕組みを考えたり、餌が沈むように石や木をつけたりします。

二週間、試行錯誤を重ねて試すものの、夢の魚(生き物)が釣れることはまだ一度もありません。ですが子どもたちはまだまだ諦めません。「餌をワカメにしようかな…」「水が深いと魚が見えないから…」などなど、うまくいく方法や条件をさらに考えて試そうとする姿勢に、❝何としてでも捕まえたい❞強い気持ちが感じられますね。

近日、畑の南側の用水路や、園舎東側の用水路(水位が低い日)に釣りに出掛けられたらと園長先生や子どもたちと計画しています。絶対に釣るぞ~!!!(大人も本気です)