学校では毎日、必ず「何か」が起こります。楽しいこと、嬉しいことばかりだと良いのですが、そうでないことも起こるのが学校だと思います。しかし、そうでないことが起こったときには、全職員で素早く共有し、素早く対応しています。岐北中には「かけがえのない大切な一人ひとり~誰も一人ぼっちにさせない~」という目標を達成するために、生徒に示している4つの約束があります。
①どの子も全力で応援し、一人一人の居場所をつくる。→誰も一人ぼっちにさせない。
②仲間に悲しい思いをさせる子は、みんなで指導する。→いじめはみんなで必ず止める。
③いつでもどんな相談も聞く。→どんなことも受け止める。
④相談されたら、その日のうちに問題解決に向けてみんなで立ち向かう。→直ちに問題解決に立ち上がる。
この4つを、私たち職員はいつも大切にしています。しかしながら、言い訳はできませんが、私たちの見えないところでも様々な「何か」が起こっています。例えば、SNSを利用した「何か」もほとんどが私たちには見えません。現在、1人1台、タブレット端末を持つことになり、コンピュータのもつ役割も大きく変化しました。必要な時だけ使うのものから、日常的に使うものへ変化し、使用時間や使用場所は、教師が指示するものから子どもたちが自ら考えて活用していくものへと変わってきました。素晴らしい変化だと思いますが、子どもたちは、タブレット端末で「自由に使う権利」を得たと同時に、「よりよく使う責任」を得たことになります。その「よりよく使う責任の意味」を、本日のお昼の放送で生徒指導主事が話をしました。
私たちは、「人の写真を勝手に撮ってはだめだよ。」と話したりしますが、なぜそれがいけないのでしょうか。仲の良い友達ならいいけれど、知らない人から撮られるのは困ると考える人が多いかもしれません。中には仲の良い友達でも嫌だと考える人もいるかもしれません。写真を撮るのはいいけれど、SNSへアップするのはやめてもらいたいとか、ダイレクトメールで他の人へ送るのはやめてもらいたいとかあるのではないでしょうか。これからは、人によって様々な見方や考え方が違うことを理解することに加えて、周りの人たちがどのような考え方なのかや、どのような問題が起きそうなのかを考える力を身に付けていくことが大切だと思います。ただ、様々な経験を積まなければそのような力は身に付きません。多くの経験をしながら、心配なことが起きたときにこそ、一緒に考えていくことが大切だと思います。保護者の皆さまのお力なしにできるものではありません。今後とも、よろしくお願いいたします。