第1種目は、各学年ごとによる「台風の目」です。チームの中で3~5人のグループで棒を持ち、コース中盤のコーンを全員で1周して往路を走り、コース最後のコーンを全員で半周して復路を走ります。最後は、棒を持っている両端の2人を残して手を放し、チームが並んでいる足の下を棒をくぐらせて先頭に棒を渡す競技です。見ていると楽しい競技ですが、やってみるとなかなか難しく、チームワークが非常に要求される競技です。
正直、練習する時間は2回ほどしかありませんでした。だからこそ、事前の緻密な作戦と団結力が必要となってくる競技です。棒を飛ぶときに、大きな声を出して気持ちを合わせ、高くジャンプしていました。なかには、つまづく場面もありましたが、そこでは励ましの声が多く聞かれました。「ガンバレー!」「ドンマイ!」「大丈夫!」は当たり前のように出ていました。
3回目の挑戦となる3年生は、やはり迫力があります。どの学級も練習の時のタイムよりも速かったのではないかと思います。この競技で、一番感動したのは、結果発表で1位の学級が大喜びすることはよく分かりますが、最下位の学級が団席に戻る時に、団席から自然にあたたかい拍手でむかえられていました。次は、応援してあげたい!という絆が生まれた場面でした。→Part3へ続く