文部科学省より授業視察がありました!

本日、「理科の学習指導の改善・充実に向けた授業改善の研究」という趣旨で、文部科学省より調査官が2名来校され、3年4組の理科の授業を参観されました。

 

「浮力の大きさは何によって決まるのだろうか」という課題のまとめからの授業でした。前時に行われた実験の結果をもとに、全員でまとめていきました。参観していて、次はどうするんだろう?という疑問が生まれてきましたが、そんな思いはすぐになくなりました。このまとめをもとに、「日常とのつながりはないだろうか」という問いに変わっていきました。浮力と日常というとなかなか共通点が見つからないと思いましたが、お城の写真、そして石垣の写真から、この石垣の石はどうやってここに運ばれたのだろうと投げかけ、「船で巨大な石を運搬する方法を考えよう」という実験に変わっていきました。これが、なかなか答えが見つからず、そしておもしろく、真剣にグループで考え合っていました。参観に同行した校長先生も真剣に考えていました。

最後に、「浮力の知識」を知っていれば、例えば自分が川でおぼれたときも、おぼれている人を見つけたときも「どのように対処すればよいのか」が、的確に判断できることに繋がっていくということでした。授業で学んだ内容が実生活にいかされるということが実感できるのは、生徒の皆さんにとって勉強を頑張るモチベーションになると感じました。あっという間に過ぎた、本当に楽しい1時間の授業でした。3年4組の皆さんの集中力にも驚きました。日頃の理科授業を見たいとの希望で岐北中におみえになった文部科学省の方々も、授業後に笑顔だったのが印象的でした。

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