本校では、「生き方」(総合的な学習の時間)において、3年間を系統だてて「人権教育」を行っています。1年生では、「いじめを許さない学級」、「障がいのある人と自分」、「仲間の中の自分」という題材で学習を進めています。今日は、「障がいのある人と自分」の中で、岐阜市社会福祉協議会から講師の先生を招いて、「福祉ってなぁに?」というテーマで話を聞きました。
一方的に話を聞くだけでなく、「みんなに考えてもらうことが大切」であること、「どのように思ったのかを自由に聞かせてほしい」こと、「福祉の学習では正解は一つではなく、いろいろな考えや思いがある」ことを最初に伝えられ、生徒参加型の講話でした。1時間の中で、マイクを向けられる場面がいくつかあり、緊張感と笑顔があふれる時間となりました。最初に、「福祉のイメージは?」と聞かれました。「介護」、「ボランティア」などの意見の後に、「わかりません。」という発言もありました。その際、すかさず「これも素直な素敵な発言ですね。私もわからないことがいっぱいありすぎて、わからないよ。」とあたたかい返答をいただきました。このような返答からも、相手を思いやる心、大切さを学べたはずです。そして、「福祉」の話の中から、私たちの身の回りで出会う機会が多くある「さまざまな障がい」についての話を聞きました。この講話をもとに、今後、さらに深く考えていきます。全員が1時間集中して話を聞くことができ、1年生のすごさを改めて実感した1時間でした。