3年2組の皆さん、お疲れさまでした!

本日、第3回目の全校研究授業(学年別研究会)を行いました。3年2組の皆さんが、岐北中を代表して授業を行い、岐北中の職員で授業を参観することを通して、「生徒たちの頑張りや良さを認め合うこと」と、これからの岐北中の「人権教育」をよりよいものにしていこうとする気持ちを高める機会となりました。3年生は現在、「性の多様性と自分」という単元を学習しています。「LGBTQ」に対する差別や偏見は、近年様々な場で問題になっています。多様性への対応が求められる社会の中で、差別や偏見なく生きていく生徒を育成したいと考え、行った授業でした。

前時までに、「LGBTQ」に対しての「理想の環境」「理想の姿」明確にして授業にのぞみました。本時では、いくつかの教師の「問い」に対して、様々な意見が出てきました。「全く気にせず、関係ない」と言い切る生徒。「違和感が生まれるかもしれない、変な感じがするかも」という生徒。最後に、「カミングアウト」をした生徒は確実に「あなた」のことを「信頼」して勇気をもって話してくれていることを踏まえて、各自まとめをしました。現代社会において、「性的指向」に関する偏見から、場合によっては職場を追われたりする等の人権問題が発生しています。また、「性自認」に関する偏見から、からだの性と心の性が一致していない人が、周囲の心ない好奇の目にさらされたり、職場等で不適切な取扱いを受けたりする等の人権問題も指摘されています。このような問題についても岐北中生は、「関心と理解を深め、偏見や差別を解消していく」ために「行動」してほしいです。

本日は、全職員での参観ではなかったのが本当に残念でした。なぜなら、3年2組の皆さんの姿や思いが素晴らしく、もっと多くの職員と共有したかったからです。3年2組の皆さん、ありがとうございました。

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