「学校運営協議会」兼「学校いじめ防止対策推進会議」を開催しました。
学校評価の結果や学校の取組み等について説明し、
皆様からご意見を頂戴しました。
【出席委員】——————————————————–
井上自治会連合会長さん・奥村公民館長さん・
野々村老人クラブ会長さん・真鍋スポーツ少年団長さん
中村青少年育成市民会議会長さん・山田青少年育成市民会議推進員さん・
浅野交通安全協会長さん・杉山民生委員協議会長さん・野村PTA会長さん・
中田校長・野々村教頭
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★議事内容(学校から説明し、意見交換の後、委員の皆さまにお認めいただけました。)
(1)学校評価及び市橋子育てプログラム2021の評価について(了)
(2)学校の様子について報告(了)
・支援推進委員会関連行事について
・1日1ハグ、決めて守ろう我が家のルールについて
・新型コロナウィルス対応について
・いじめ対応について
・問題行動について
・交通事故について
(3)その他
・子供たちの登校について(了・一部PTAへ一任)
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【委員の皆さまのご意見】
☆学校評価・市橋子育てプログラム2021の評価について
・「いちはし音頭」の公開があって、2番で保護者も一緒に踊る機会を位置付けた。それをきっかけに、いちはし音頭の音源が欲しいという声が何件もあった。地域のつながりをうみだすいいきっかけとなっている。ありがたい。
・デジタル化により、学校予算のうち印刷用紙代やインク代が数十万単位で削減され、代わりに子供たちが使用する備品(ハードル等)の新品が整備されたり、学校修繕(蛍光灯の安定器の交換等)がすぐに行えたりしているという報告があったが、デジタル化による子供たちへのメリットの部分もどんどん公開していくべき。
・今年度のイモほり体験は、その日までの天候がよく、畑の土がカチカチで老人会も一生懸命協力してやったが、とても大変だった。これからも子供たちの楽しみのためにも協力していくが、保護者の方の協力もいただければと思う。子供たちが持つような小型シャベルの買い足しもお願いしたい。
・5年生が参加した健幸ウォークは、大勢が参加し、市橋地域をぐるっと巡ってこれるとてもいい行事だった。企画・運営をされた皆さんに感謝する。
☆学校の教育活動について
・地区長会の中身はどのようなことを話し合ったのか?
⇒集団登校のアンケート結果をもとに、今後をどうしていくのか話し合った。
・地区長の方にも登校時の見守り隊の活動に参加してほしい。
⇒集合場所やご家庭近くで見守っていただいている方もいる。多くの保護者は見守り隊の活動に大変感謝していることは学校評価のアンケート結果にも表れている。
・「1日1ハグ」や「決めて守ろう我が家のルール」の実践は素晴らしいものなので、青少年育成市民会議の事務局へ市橋の取組みとして伝えたい。
⇒ぜひ紹介ください。
・子供がお年寄りが困っている時に声をかけ、学校へ連絡を入れたおかげで、無事に家にたどり着いたという話題があったが、岐阜市では認知症のおとり寄りを守るためのQRコードを活用した取組がある。ぜひ、機会を見つけてその取り組みについても知っていただきたい。
☆いじめ・問題行動について
・問題行動への対処についてぜひ専門家とつなぐことを大切にしてほしい。
⇒月に数回ではあるが、スクールカウンセラーやスクール相談員が来校するので、相談利用を促している。断られる場合もあるので、その場合は、担任や養教、教育相談担当教員がかかわりを続けている場合もある。
・ハートフルサポーターとは?
⇒教員ではないが、援助が必要なお子さんの支援をする資格や経験を有した学校職員。
☆集団登校に関すること
(PTA会長より)
・アンケート結果をうけ、地区長会やPTA執行委員会で話合いをしてきた。
⇒地区によって集団登校への受け止めが違う。
⇒学校に近い地域は集団でも個別でもどちらでも構わないという意見が多い。
⇒遠くに行けば行くほど集団登校で行かせたいという意識が高くなる。
⇒須賀や下奈良の地域では安全に登校させるために集団登校をしていると聞く。
⇒うれしかった話の1つ。自分が小さいころ6年生の子に連れて行ってもらえたから、自分も1・2年生の子を守って連れていきたいという高学年がいる。
⇒見守り隊の見守る時間が長くなり負担になっているということも聞いている。
⇒1・2年生の子(登校に慣れていない子)を守ることは大事なこと。
⇒高学年が班長としての重い責任を強く感じている。そういった心のストレスの軽減も必要になってくる。
⇒見守り隊の負担軽減も必要。
・「期間を決めて(夏休みまで)集団登校、その後は個別登校にすること」を提案。
(委員より)
・見守り隊としては集団登校がいいと考えている。見守り時間についてはPTA会長の言う通り個別登校になってからは長くなっている。それだけではなく、「あいさつ」の声が1/4程度まで減っている。
・下校時については、子供たちが寄り道したり、保護者が車で迎えに行っていたりして、見守り隊の前を通過しないため、それを知らず長時間待つこともある。月曜日は一斉に帰ってくるのでその時はありがたいという声がある。
・通学時の事故のニュースは「集団登校の列に車が突っ込む」というものばかり。6年生(班長)の頑張りをもっと褒めて集団を上手に取りまとめる力をつけていくことも必要。
・自分で判断できる子供を育てることが必要。しかし、小学校までは集団登校で学ぶものも多い。
・社会性、人間性については、大人になってから身に付けることは難しい。幼少期の体験の中から身に付けていくべきもの。小学校の集団登校で子供たちが学ぶものは大きい。
・子供たちに力をつけさせることは必要。個別登校になってからでも近くの子たちで誘い合って登校する姿を見る。
・下校については5時までに家にと言っているが、暗くなる前には家に帰らせたい。
・個別登校だと学校に間に合えばいいやと家を出る時刻が遅くなり、結果、見守り隊の人が見守る時間が長くなってしまっている。
・須賀地域では子ども会の役員さんが相談されて、県庁職員駐車場の利用が始まる前までに周辺を通過するよう登校時刻に関して保護者同士で確認している。
・子供たちにどういった力をつけさせるのかで判断しなければ本末転倒。見守り隊が○○だからではなく、「子供たちに○○の力をつけさせたい」を大切にすることを確認したい。
・長期休業明けの登校不安が集団登校で改善する可能性もある。
・前期、後期という分け方も考えられる。
・個別だからゆっくりでいいやと子供たちが考えてしまうようでは残念。安全に登校するために周りに仲間がいる。小さい子が困っていたら助ける。見守ってくださる地域の方もいることを子供たちもわかっていないといけない。そのためにも、個別登校になっても「家を出る時間」が「集団登校集合時刻近辺」である必要性を子供たちにも理解させたい。
【話合いを通じて確認された内容】
・来年度より個別登校時の家を出る時間の徹底を図ることを条件に、小さい子供たちが登校の仕方に慣れてくる夏休みまで等の期間を決めて集団登校とし、その後、個別登校とする。期間決定についてはPTAに一任する。