今年度の「いじめについて考える日」は、生徒会役員より「2019年7月3日に、岐阜市内の中学校でいじめが原因で一つの尊い命が奪われてしまいました。このような事を二度と起こしてはいけない。この出来事を風化させる事なく、この先の生活に活かしていく必要が私たちにはある。」と全校に話しかけ、「もし、いじめを受けている人がいたらどうするか」を考え、仲間と交流する時間を取り、いじめについて考えました。
その後、生徒会長から次のメッセージが発信されました。「友達がいじめられていたら自分はどう行動するか…この質問の答えは1つではないと思います。いじめをしている本人に直接注意することができたら、いじめをされているあなたの友達はとても勇気をもらえると思います。しかし、やはりいじめをしている本人に直接声をかけることは、なかなか難しいです。その場合は、周りの大人、先生に伝えれば、いじめを止める大きな一歩になる。絶対にしてほしくないことは、一緒になっていじめたり、見て見ぬふりをしたりすることです。実際にいじめが行われる場にいた人は、目を背けたくなるそうです。いじめの標的が自分にうつったらと考えたら、すぐに行動できない気持ちはよくわかります。ですが、先ほど話したように直接注意する以外にも私たちにできることはたくさんあります。いじめられている子の気持ちになって、行動できる岩野田中学校の皆さんであって欲しいです。」
生徒会を中心に、いじめをなくすためには、相手を認めることや尊重することに他ならないと「よさ見つけ」に取り組みました。仲間が書いたメッセージをみて、今まで気づかなかった自分のよさや頑張りを改めて認識できる機会になりました。また、仲間のよさや頑張りに気付く視点にもつながりました。