学校行事

秋を詠む

今日の1時間目に、2年生の俳句学習がありました。今日も地域の先生が来校されて、俳句について指導をしてくださいました。いつも元気でにぎやかな2年生の子どもたちですが、今日はちょっと神妙に、いつもよりおしとやかに机に向かい、名句をひねり出そうと奮闘しました。一生懸命に考えるその姿は大好きです。

・テレビから たいふうじょうほう しんぱいだ 

→ 台風情報を家族で見て心配している情景が目に浮かびます。台風に立ち向かう家族のきずなを感じます

・食べんけど くりの折り紙 つくる夜

→栗が出回ってきましたね。栗ご飯がたべたいです。今日は食べないけど、折り紙でつくってみたんですね。秋ですねぇ。

・なしたべる かりかり音する 汁がでる

→梨がおいしい季節です。シャリシャリではなく、カリカリとかじっているのですね。その時に出る梨のお汁のおいしいこと。あー食べたくなってきたな。

・秋の朝 青カーディガンに 手を入れる

→朝晩冷え込んできましたね。今朝は、やがて来る冬を感じながらお気に入りの青カーディガンに袖を通したのでしょうか。いよいよ冬支度です。

・あきのよる すずむしなくよ リンリリリ

→リンリリリですよ。リーンリーンではないのです。夏から秋に移り変わる今、まだまだ鈴虫さんの鳴き声は秋の夜長を感じさせるものではなく、ちょっと元気にリンリリリです。よく聞いていますねぇ。

2年生の子どもたちのすごいところは「よく見ている」ということです。俳句ですので「見たまんま」というわけにはいきませんが、俳句とか落語とか、日本の伝統的な文化では、何よりも「見る」ということが大事なスタート地点になっていると私は思います。2年生の子どもたちは、ものごとをよく見たり、聞いたり、その時のことを覚えていたり、感じたことを鮮明に持ち続けていたり…見て、考えたり、感じたりすることができています。この年齢でそれができているのは「すてきなこと」だと思いませんか?

よく見て、考えていく…その過程の中で、見えているけれど見えていなかったものが明らかになったり、自分の考えが深まったりする。観察が思考を深め、その後の配慮ある言動につながっていく…私はそう思います。

例えば、「おぼろ月」を見たときに、「白いな、綿菓子みたいだな、おいしそうだな」と見たまま、思ったままで終わらず、さらに「霞がかった白さが幻想的だな、こんな夜は、そろそろ虫たちや動物たちの活動が活発になりそうだ。こんな夜はきっと虫たちや動物たちもうれしいだろう。その喜びの声が聞こえてくるな。今晩の虫や動物たちの鳴き声は春の訪れを喜んでいる合唱のようだなぁ」なんて考えることができると、自分もうれしくなるでしょうし、見て考える(創造する)喜びも深まるのではないかしら?と私は思うのです。

2年生の子どもたちは、よく見ていると思います。そして、これから「見て考える」力がどんどん高まっていくと思います。よく見た子どもたち、見て考え始めた子どもたちを褒めてあげてくださいね。

今日の給食は、ごはん、こぶ汁、アユのごまだれ味噌、とり肉と角麩の旨煮、牛乳でした。今日は、アユを取り上げます。アユはカラリと、まるで泳いでいる時の姿を再現しているかのようにピンとした姿で揚がっていました。ちょっと苦みのあるアユと甘くてコクのあるごま味噌が絡まって、とても美味でした。アユが好きな先生は多く、職員室でも「アユの塩焼きが最高」などの声が聞かれました。私はアユも好きですが、身が小さくて食べ応えがないように思うので、どちらかというと塩がきつい鮭やサバの塩焼きや、カレイの煮付けなど、食べ応えがあって、アジの濃いもののほうがより好きです。アユの繊細な(大人の味と言ってもいいのかな?)おいしさを子どもたちはわかるかな?

※写真は、川の中のすいすいと美しい姿で泳ぐアユを再現したものです。ごま味噌はないものとして見てください。