学校行事

何が差別や偏見を生むのか?

今日は、いじめ0を確かめつつ、人権について考える放送が、朝の会の時間と給食の時間を活用して流されました。人権主任の先生が、校内放送で人権について考える動画を流して、一人ひとりが性差による差別等、日常生活の中の様々な差別事案(人権侵害事案)について考えました。

これまでにも「男の子らしさや女の子らしさ」などの何気ない言葉や、つい友だちを見下してしまうような言動について考える場を持ってきましたが、今日の放送では、登場するキャラクターと一緒に考えることができ、特に低学年の子どもたちも考えを深めることができたと思います。

今日見て知ったことは、きっとこれからの生活の中で役立つことと思います。「知っていた・知っている」ということが大切です。人権侵害は多くの場合「知らなかった」とうことが、その根底にあります。差別等の実態を知識として知っていること、そして差別等の実態に対して怒りを持てること、それが差別をしない、許さない言動ができる力(根源)となります。まずは正しく知ることが大切です。

また、「察する力」が人権侵害に対しては必要だと思います。その行為や言葉が相手を傷つけてしまう可能性があると察することができる力をもっている、相手がどんな気持ちや状況になるかを察することができる力をもっている…「察する力」はとても重要です。私はすでに大人ですが、大人だから察する力が高いとは言えないと思います。常にこれでよいのかと考えながら生活をしていくことが「察する力を高める」ことにつながると思います。