6年生 学校行事

経験は必要!

今日は6年生の子どもたちが、豆腐のチャンプルーと味噌汁を同時に調理して、食べました。家庭科の調理実習ができることを喜びつつ、どんな料理に仕上がるかを見学に行きました。(もちろん調理アドバイスもしましたよ。繰り返しますが、調理とその後片付けは好きなのです)

今までの経験が生きているのか、包丁で切るとか炒めるとか…などの基本的な調理の技能は身についていると思います。

今日、一番難しかったのは、みそ汁の水の分量です。

前もって、お椀一杯の水に煮干しを浸してあったので、それを鍋に入れて調理を始めました。当然、鍋で熱せられることで、水は減っていきますし、途中で大根や豆腐を入れるのでかさは増します。子どもたちがつかみにくいのは、「今の鍋に入っている水や具材の分量が一人分として適量かどうか」でした。途中で水を足したり、減らしたりしてみるものの、明らかに煮詰まりすぎて分量が少なくなったり、具材が多すぎて一杯分以上になったり…

配られる味噌の量は、ほぼ一杯分ですので、少なすぎれば濃いみそ汁になり、多すぎればとても薄いみそ汁になります。この分量を「目視で」測るところが、子どもたちにとってはとても難しいところで、やはり経験がものをいうところだと思います。

これからご家族のためにお味噌汁づくりを手伝うことも増えてくることでしょうし、将来、一人暮らしとなり自分のためにお味噌汁を作ることもあるでしょう。そういう経験を積み重ねる中で、「このくらいで」というおおよその量がわかるようになってくることでしょう。

子どもたちが「できるようになる」「わかるようになる」ということは、必ずしも「その時・その場」で実現できないことも多々あるように思います。経験が大切です。本当にわかる、できるにつなげていくために経験をさせていくこと、経験する場を増やしていくことが大切です。学校だけではできないことが多々あります。ご家庭でのご支援もよろしくお願いします。

※見るからに「薄いだろうなぁ」と思えるようなお味噌汁を飲んでいる子もいましたが、とても美味しそうでした。やはり「自分で作った」というのは、よい調味料となるようです。

今日の給食は、せんざんぎ、いもだき、じゃこてんとアナゴの煮びたし、牛乳でした。今日は、せんざんぎを取り上げます。せんざんぎは、いわゆるザンキです。鳥のから揚げです。今日もしっかりと揚がっていたので、ジューシーではなく、カリカリの食感を楽しみました。から揚げとザンキの違いは呼び方のみと言う話もありますが、北海道の方がザンギと呼ぶのにはきっと何かしら深い理由があるに違いありません。調べてみましたが、その深い理由にはまだお目にかかっていないので、北海道の方に直接聞いてみたいと思います。