学校行事

食事を通して高まる

今日の給食は、こめこコッペパン、クリームシチュー、フライビーンズ、カラフルサラダ、牛乳でした。

コッペパンは子どもたちがついつい遊び道具に使いたくなってしまう食材で、今日もコッペパンの中を上手にくり抜いて、望遠鏡もどきを制作した子どもがありました。また色々な形にちぎったり、積み上げたりするなどの楽しい遊びをしながら食べていく子もありました。こうしてなんでも楽しめるところは子どもたちの良いところです。一方で楽しく食べると言う点では微笑ましいのですが、望遠鏡を使って探検に出たり、冒険談義が始まったり、たのしい形の見せ合っこになってしまっては食事のマナーとしては具合が悪いので、今日のお昼の放送では食事の際のマナーについて話しました。日本人が大切にしている箸の持ち方など食事の作法やマナーには意味があり、美しさがあると思います。作法やマナーの意味や美しい食事の仕方などについて話しましたが、低学年にはあまりピンとくる内容ではなかったようです。美しい姿をいつも意識していけば作法は自然に身につくものと思います。それは食事を通して自分を高めることにつながります。新学期が始まって一週間が過ぎましたので、そろそろ質の向上、美しさを求められるよう、子どもたちと意識していきたいと思います。

今日のカラフルサラダは、給食の献立表上での表記がとてもおもしろかったので紹介します。

献立表での表記は上の写真のとおりです。野菜サラダの中に、あるものを入れることになっています。あるものとは写真のようにマヨネーズソースです。

食缶の中の野菜にソースをかけて混ぜます。盛り付けと配色はその後です。給食はなかなか手間がかかり、盛り付け前にソースやタレなどを混ぜる場合もあるし、食器に盛り付けてから一人分ずつソースやタレをかける場合もあります。前者はかなり楽なのですが、後者はなかなか大変です。なにより配膳台が狭いので広げることができないのです。と言って献立表の表記通りに盛り付けと配膳をしないわけにはいきません。給食の配膳や喫食指導、食育にかかる指導、食べている時のマナーや食事中の様子の見届け、後片付けの確認など、食事の時間の教師の支援も大変です。

※今日はカラフルサラダでしたので、食材は、キャベツ(緑)、きゅうり(緑)、パプリカ(赤)、コーン(黄色)、マヨネーズ(黄色)でした。

色的には3色だからそれほどカラフルとは思えませんでしたが、美味しかったのでよかったです。