学校行事

がめる?ちょろまかす煮込み?

今日の給食のメニューは、ごはん(麦入り)←高菜飯(高菜と錦糸卵)、みそ汁、がめに、ゼリー、牛乳でした。

がめ煮は「がめくりこんで煮る」というのがその由来だそうです。「いろいろな材料を混ぜて煮る。寄せ集めて煮る」という意味があるそうです。

私はがめ煮は「がめて(他人のものを盗んで)」「煮る」だと想像していましたが少し違っていました。なんだかよい感じがしませんが、福岡(博多)では、「材料をいろいろとってきて煮込む」「あり合わせのものを何もかもがめくり込んで煮込む」ことに由来しているようです。あり合わせのものを少しずつとってきて、合わせ煮込む料理ならば、今あるものを最大限有効活用した料理という解釈ができそうです。

現状で用意できる食材を全部使った最高の料理。素晴らしい一品だなぁと思うと美味しさも増すというもの。今日も美味しくいただきました。

さて今日のがめ煮はどんな材料をあり合わせたかというと…

上から、はんぺん、インゲン、こんにゃく、鳥肉、ごぼう、にんじん、しいたけです。

今日のお昼の放送は、がめる→がめら→ガメラと大胆に飛躍させた話をしました。日本の二大怪獣であるガメラとゴジラの比較から、ガメラ映画とゴジラ映画の違いや、ガメラやゴジラを攻撃する時の日本政府の解釈、自衛隊の専守防衛など、ちょっと難しい話をしました。また、なぜゴジラはハリウッド映画で取り上げられていったのに、ガメラ映画は取り上げられていないのかなどの考えも提案してみました。

紹介したガメラ

紹介したゴジラ

日本は平和主義を大切にしています。これからも私たちが大切にしていきたい平和主義について、怪獣映画から考えることもできます。平和な日本を創るということはどういうことかについて、身近なことから少しずつ考えていくような私たちであることは大切なことだと思います。外国の友人と話していた時に言われたことがあります。

「日本人は平和と水はタダ(無料)だと思っているのではないか?」

その友人が何気なく発した一言でしたが、ハッとしました。平和はみんなで創っていくものであり、だれかに創ってもらうものではない!という意識がその友人にはあるのかなと感じました。新型コロナウイルス対策に頑張って取り組み、安全や安心を自分たちで創っていく努力をしている今、その延長線上にある平和で誰もが幸せを感じることができる国をみんなで創っていくことについても子どもたちと考えていきたいと思います。