学校行事

修了式 一年間ありがとうございました

今日は今年度の最後の日です。修了式でした。

私は柄にもなく大真面目に長々と話をしてしまいました。座っていた子どもたちはきっとお尻が痛かったと思います。

子どもたちが生きる未来は激動の時代になると思います。そこで、これから身に付けて欲しい力について話しました。

コミュニケーション力 協調性

・主体的に動く力 主体性

・自ら学習しようとする力 自主性

・柔軟に対応する力 しなやかさ

・我慢強く取り組む力 粘り強さ

そして、

・察する力 情報を集め分析、考え判断して行動する力

どの力も大切な力です。これからの生活の中で力を高めていってくれると思います。それぞれの学年の持ち味を活かしつつ、質の高さを求めて頑張ってほしいです。今日の話の一端が少しでも頭の片隅に残ってくれているといいなぁ。

郷愁と手を切ること

私が、卒業式や終業式の時に子どもたちに話していた言葉です。「前の学級はよかった」「小学校はよかった」という郷愁をもつことがあるかと思います。それは美しい思い出だと思うけれども、その美しい思い出をこれからの前進のエネルギーに変えることが大切です。

「前の学級はよかった(〇年生の時がよかった)」

「小学校はよかった」

という気持ちがあるのならば、その「よかった」には必ず、その子どもの力が響いていたはずです。それを次の集団や学校で活かす!そのためにも郷愁と手を切ってほしいという思いや願いを込めて話していました。

「前の学級や学校はよくなかった。嫌だった」という人もいるはずです。そこでは、その子の力や思いが響いていなかったということです。頑張って、新しい集団であなたの力を響かせてほしい。応援しています。

修了式では、がんばり発表もありました。今回は1年生と5年生です。

1年生は、できるようになったことや2年生で頑張りたいことを話してくれました。たくさんのことができるようになり、次の成長へつなげていこうという意欲が頼もしかったです。新一年生の良い手本となることでしょう。

5年生は、自分たちが考えて企画してきた活動で得た自信と今後の展開について話してくれました。明るく元気で伸びやか、さらに優しさも持つ5年生です。得た自信を土台にすばらしい活動を展開してくれることでしょう。

修了式後には、各学年で最後の学級活動がありました。

1年生は最後までしっかりと自分たちの歩みの振り返りに取り組んでいました。振り返りは次の飛躍のバネになります。がんばれ!

2年生は神妙な面持ちで通知表をもらっていました。その後は担任の先生たちからの来年度への期待を聞いていました。素直で豊かな感性を持つ2年生です。思慮深さが身についてきたら無敵です。

3年生は、担任の先生を中心に最後まで「まとまりよく」学級の活動を進めていました。力を合わせる、まとまって集団の力で困難を乗り越える力が3年生にはあります。いよいよ4年生として多くの活動の中核を担っていきます。信頼しています。

4年生は、担任の先生が最後とばかりに熱く熱く語りかけていました。自分にとって良いことをすること、後に残っていくこと。この一年間の4年生の成長を見てきた担任の先生だからこそ話せる内容だったと思います。4年生の子どもたちのもつ企画力の高さを評価してその良さを発展させていくことを願う思いがほとばしっていました。

5年生はこの1年間に最も伸びたと思う学年です。活動する、振り返る、課題と成果を明らかにする、次に活かせるよう考える…このサイクルを繰り返してきた5年生。今日も修了式での自分たちの姿と学びを振り返り,次に活かすサイクルで話し合っていました。学級目標を黒板に掲示して、目標を踏まえつつ自分たちを見つめ直す。担任の先生と確立してきたこのサイクル、スタイルを大事にして欲しいです。

今日で今年度の学校生活に区切りをつけ、次の飛躍に向けて力を蓄える春休みに入ります。子どもたち一人ひとりが、じっくりと自分を振り返り、次への目標を定め、安全な生活を心がけて過ごしていくことを願っています。

令和4年度はいよいよ終わります。1年間ありがとうございました。また、私見まみれのブログにお付き合いいただき本当にありがとうございました。ブログを通して私が願っていたことは方県の子どもたちがより良くなり、より質の高いものへの憧れを持って生きていってくれることです。

常にこれでいいのかを考える

より良いもの、より質の高いものはないかを問い続ける

自ら考えて行動する子どもたちを育んでいくために来年度もよろしくお願いいたします。保護者のみな様、地域のみな様に心から感謝申し上げます。また学校を支援してくださった自治会や地域ボランティアの先生にも心から感謝申し上げます。影から応援して下さった市教育委員会、学校に関わる各種団体のみな様のご助力にも感謝です。みな様に支えられて学校はあり、子どもたちは伸びていくことができました。本当にありがとうございました。

令和4年度末で13名の教職員が異動・退職いたします。

校長、教頭、教務主任、4年生担任、栄養教諭、ハートフルサポーター、学校司書、スクールサポートスタッフ、給食調理員2名、放課後児童クラブ職員、ほほえみ相談員、ALTの先生が異動・退職となります。その中には再任用として方県小に残り、引き続き、子どもたちを導いてくださる先生もありますが、多くの教職員は新しいステージに向かうことになります。いつもご支援をたまわり、本当にありがとうございました。

多くの職員が変わりますが、今後は残る職員と新しく迎える職員が共に力を合わせて新風を方県小に吹き込んでくれることでしょう。そして新しい体制で子どもたちと保護者の方、地域の方、そして教職員が力を合わせて創立150周年記念の年である令和5年度を実りあるものにしていかれることでしょう。街ぐるみですばらしい150周年記念日を迎えることもとても楽しみにしています。

私は、去る方にも残る方にも胸の中で大きな大きな拍手を贈っています。(このくだりは令和4年度方県小だより最終号を参照してくださいね)