学校行事

災害救助犬「じゃがいも」がやって来た!

この日は、NPO法人 日本動物介護センター 理事長【山口常夫さん】、訓練士【上村智恵子さん】、災害救助犬【じゃがいも】に来校していただき、【大切な命を守るために~災害救助犬「じゃがいも」の挑戦】というテーマで、5・6年生児童にお話をしていただきました。

山口さんは、東日本大震災発生後すぐの大変危険な福島県飯舘村を自ら訪れ、避難所で飼えないたくさんの犬を引き取ったということをスライドを使って話されました。

震災直後に生まれた「じゃがいも」は、他の兄弟犬と一緒に山口さんに引き取られました。

山口さんは、福島の人たちのためにも、じゃがいもを人々の命を助ける災害救助犬にしようと決心しました。

気弱なじゃがいもが強靭な災害救助犬になるための、訓練士である上村さんとの11回に及ぶ試験を乗り越えて、最後まであきらめず、見事に災害救助犬になったことから、命を守ることの尊さを学びました。

最後に、山口さんが「命あるものは、皆、大切にしたい」と話された言葉が印象に残りました。

代表児童は、

・防災について以前に学習したとき、避難所へはペットは連れていけないかどうか迷ったけれど、犬の食事等、やっぱり無理だということがはっきり分かった。落ちている食べ物のふくろを食べて死ぬ犬がいることを聞いて、環境は大切だと知った。

・災害が起こったとき、一人一人が判断して行動しても、それがよいかどうかは難しい。災害が発生した場所は大変危険だけれど、そこへ向かう山口さんはすごいと思った。

・「命あるものを大切に」という山口さんの言葉がとても印象に強く残った。

と、発表しました。地域の方も参加され、とても有意義な会となりました。