学校行事

第3回いじめを考える全校集会

12月3日(金)に第3回いじめを考える全校集会を行いました。今回の集会は、渡邉信二先生に来ていただき、お話を聞きました。

渡邉先生は、2010年神奈川県川崎市の教育委員会にお勤めの時、篠原真矢(まさや)さんのいじめ自死についての調査委員を担当され、真矢さんの死生(しせい)と共に生きるための「いのちの授業」の実践を模索され続けてきました。

渡邉先生は、NHK「いじめをノックアウト」やNHKスペシャル「“わたしをあきらめない” ~5年1組 子どもたちと先生の一年~」に出演され、実践を紹介されました。現在、川崎市の小学校教諭を退職され、「一般社団法人 ここから未来」のアドバイザーも務められています。

体育館に全校生徒が集まり、先生の話を聞きました。

真矢さんは、友だちがいじめられているのを止めようとして、自分がいじめられるようになりました。プロレスの技をかけられたり、国語の時間で懸命に考え創作した物語を朗読する際、クラスの子に笑われて途中までしか読めなかったりしたそうです。

渡邉先生は、真矢さんがどのように生きてきたか、何が彼を追い詰めていったのかを調べ、いじめで苦しむ子を救いたいという思いで、全国で講演をしてみえます。

生徒にとって、いじめを止めることはとても勇気のいることです。「止められる」「止められない」ではなく、「どうしたいのか」「どうありたいのか」「何をしたくないのか」を考えてほしいと話されました。そして、互いに違いを受け入れることができればいじめはなくなると教えていただきました。