学校行事

令和3修了式

3月25日(金)、令和3年度修了式を行いました。

2年生の松本芽依さんがこの1年間の成長を語ってくれました。

「自分に克つ」
松本 芽依
私の目指す姿は、『心の弱さに勝つことのできる自分』です。私は、去年と比べて大きく成長したと言えることが二つあります。
一つ目は、学習への意識が変わったことです。去年の私は、わからなくてつまらなかった授業、提出物、面倒くさい実験など、嫌なことから全部逃げていました。適当でいい。そう思っていました。そのため、もちろん成績もテストの点も悪かったです。けれど、学期を重ねるごとに自分の成績、点数に焦りを覚え、二年生に進級し、初めて自分の弱さに立ち向かいました。今まで、テスト勉強すらまともにしてこなかった私が、テスト二週間前からテスト勉強を始め、休み時間も勉強に充てる時間が増えました。そのおかげで、少しずつテストの点数を上げることができました。一学期に一番勉強した理科で、過去最高点を取れた時の嬉しさは、今でも忘れません。自分を変えられるのは、自分しかいないのだと実感しました。
二つ目は、部活への意欲が変わったことです。私は、二年生になり、初めて公式戦に出ることができ、スタメンになることができました。そんな私ですが、それまでは、何も上手くできない自分に嫌気がさし、部活をやめようと何度も何度も悩んできました。何を頑張っても報われない。一生懸命になるだけ無駄だと思い、頑張ることを辞めていました。そう悩んでいた時、緊急事態宣言により、夏休みの部活が原則中止になってしまいました。私達には、自主練を行い、練習内容を報告するという課題が毎日出されていました。しかし、頑張ることを辞めていた私は、面倒くさいから適当でいいと思い、嘘を報告したことが何度もありました。けれど、夏休みが終わり、部活動が再開すると、私は仲間の頑張りに気がつきました。仲間たちは、チームのために、自分のために、誰にも見えないところでも、毎日努力を続けていたのです。しかし、私は、自分に甘え、ただただ適当に過ごしていました。このまま自分の弱さから逃げ続けていたら、もっと自分が嫌になる。そして、チームに迷惑をかけてしまう…このままではだめだと思い、変わる決意をしました。休んでしまう日々もあったけれど、少しずつ努力をしてきました。部活が再開してからも、人一倍声を出すことや、誰よりも素早く行動するなど、自分にできることを精一杯してきました。そして、試合のスタメンが発表された時、私の名前が呼ばれました。頑張ってよかった、初めて努力が報われたと思いました。自分の力を信じてよかったです。
私は、この一年を通して、人として一つ成長することができたと思います。自分を変えられるのは、自分をよい方向へと導けるのは、自分しかいない。そう学ぶことができました。これから先、たくさんの試練があり、逃げ出したくなることもあると思うけれど、自分がよい方向へと進めるよう、心の弱さに克ち、どんな努力も惜しまない、そんな人でありたいです。