学校生活

保護者の皆様 「学び合い」と探究

「学び合い」(探究)はなぜ必要なのか?と疑問に思われている方がたくさんいるのではないでしょうか?

 

私は、コロナによる3か月の休校時に、何をどう学んだらよいのか悩む子供たちが多くいる報告を家庭訪問から帰ってきた多くの職員から受けて、これまでの教師主導型の学校教育について考えさせられました。

そこで、本年度途中ではありましたが、研究の方向を大きく転換し、「学び合い」を職員に推奨しました。

また、未来社会を生き抜く資質・能力(学びに向かう力・人間性、思考力・判断力・表現力、知識・技能)を身に付けて行くためには、学校教育が大きく変わらないと必要な力が身についていかないと思ったからです。

そこで、アクティブ・ラーニング(主体的・対話的で深い学び)による探究学習を算数を中心に実施するよう促してきたところ、自発的に研究に取り組んだ職員たちがどんどん「探究」のよさと難しさを感じながら、学びの質を高めていきました。子どもたちからも「この授業の方法がいい!」とどの児童も私に話してくれました。

ある日、1人の男子児童が校長室まで来て「校長先生、僕たちのクラス、どの子もわかって楽しい授業をやっているから見に来てください。」と誇らしげに話してくれました。もともと人間は主体的な生き物で、特に子どもは「やりたい」と思ったことはすぐ行動に出ます。教師から子どもに学びの主導権を移行したことで、子どもの学びは主体的なものとなっていきました。(教師は、好奇心・自己主張・協調性・自己抑制・がんばる力等が発揮できるよう支援し褒めていくことで、学ぶ力を育てていきます。)

 

本年度、本校の教員研修に来ていただきました大正大学の浦崎太郎教授(中央教育審議会調査官)が、「従来の授業」と「探究授業」の違いについて、とてもわかりやすく動画でまとめていらっしゃいます。

保護者の皆様には、ぜひご覧いただき、学び合い(探究学習)についてご理解いただけたらと思います。

 

「探究とは」大正大学 教授 浦崎太郎さん(←クリック)

 

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