学校生活

4年生の児童の感想より

算数の単元を終えて、4年生の児童がこんな感想を伝えてくれました。

「180度より大きい角度を求めるとき、私は足し算でしたけど(答えを求めたけど)、班のみんなは引き算で計算をしていたり、それぞれいろいろな意見が出されて、学び合いが楽しかったです。一人一つ意見を言うことはとても大切なことだと感じました。」

 

主体的で対話的な「学び合い」のよさを実感する子どもの感想です。

この児童は、挙手した児童しか発言しない教師主導型の授業では決して味わえない学びを体験することができました。

人はそもそも、主体的で学ぶことが楽しいと感じる生き物です。人間本来の学び方にマッチしたこの児童のこの時間は、とても幸せな時間になりました。

こんな学びが連続すれば、子どもに「学びに向かう力」を育むことができ、変化の激しい社会でも自ら課題解決したり人の考え方や立場も大切にしたりして、豊かに生きることができる社会人となっていきます。

 

また、この児童の感想に感動する担任の姿を見て、改めて「教員は、子どもの姿に育ててもらっているな」と感じます。教育の成果は、子どもの姿・育ちが全てだからです。また、子どもの成長に感動できる教員がよりよい教員として育っていくことも感じます。

 

私たち教員は、これまでの学校の在り方を見直しつつ、これからの社会に必要な力とそれを育む教育実践ができる学校となるよう尽力して参ります。

 

学校長

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