新年のあいさつ

あけましておめでとうございます

 

昨年は、激動する社会の変化に対応する力を育むためには、教育がどう変わるべきなのかを考え、実践してきました。

「学び合い」「異年齢学級の学び」「ICTを活用した教育」「楽しみながら体力向上を目指すAction Child Program」等、どれも期待以上の成果を得られることができました。今後も、教職員の思考やスキルを高めるとともに、子供たちが創造的に学び進められるよう実践を積み上げていきたいと思います。

 

これまでの授業では、「個性を大事にする教育」「個に応じた教育」等、インクルーシブ教育の推進が謳われながら、教師の進めるスピードで学ぶことができ、教師の期待する答えを全員の前で発表できる子が高く評価されてきました。この授業スタイルに合わない子やスピードについてこれない子については、「子供の努力」や「教師の教え方」に問題ありとされ、子供も教師も互いに悩んできたわけです。これは、「同学年であれば能力は同じ」という前提に立った教育が展開されてきたからです。

 

これからは「一人ひとりの能力は違う」ことを前提とした教育に転換していかなければなりません。そのためには、学校教育の在り方を大きく転換する必要があると思っています。このことは、子供たち一人ひとりの個性を自分で大きく育て、自分の可能性を感じながら生きることにつながってくると思っています。

そのために、今年も学校と家庭、地域や関係機関が連携し、地域総ぐるみで教育の質を高めていきたいと思っています。

今年もよろしくお願いします。

 

学校長

 

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