芥見小学校いろいろ

ど根性ひまわりが咲いています。

東日本大震災の津波によって大きな被害を受けた沿岸の地に流れ着いたひまわりの種が、がれきをかき分けるように芽を出し、大きな花を咲かせました。それが、‟ど根性ひまわり”の誕生です。2011年夏に咲いた‟ど根性ひまわり1世”が次の世代、その次の世代へとどんどんつながり、今、各国で咲いていることと思います。ここ芥見小学校でも、今年もその花を咲かせています。5年生の子たちが、今朝、ど根性ひまわりのそばで何やら観察しているので、私も近づいてみると、そこには、小さなカマキリさんやアマガエルさんたちが雨宿りをしていました。その小さな命を見つめていた5年生の子たち。東日本大震災があったのは、彼らが生まれて1歳にもならない頃。芥見小5年生の子の中には、震災の3日後に生まれている子もいます。熱海の土砂災害もそうでしたが、自然災害は、一瞬にして多くの人の命を奪い、それまで当たり前だった日常を奪っていきます。日頃から、住んでいる地区について、危険個所を把握しておくことがいかに大切か。そしてそれは、大人だけでなく、小学生の彼らにこそ、知っておいてほしいことだと改めて感じています。