厚見小学校の北舎と体育館の間、グラウンド寄りに「文化センター」という鉄筋コンクリート製の四角い建物があります。普段はシャッターが下りていますが、年に一回、市民運動会の時にＰＴＡの方々により開館され公開していました。中には、地域の方々から寄贈された昭和初期を中心とした日用品が数えきれないくらい収蔵されています。しかし、残念ながら収蔵品が分類され整理整頓がされているという状態からほど遠く、内部は汚れも目につき、建物自体もかなり傷んでいました。

例年、３年生が冬季に岐阜市歴史博物館まで行って「ちょっと昔の道具たち」展を見学・学習しますが、今年度はコロナ禍でできません。そこで、何とか「文化センター」をリニューアルして３年生の学習に役立てたい。３年生以外の児童や保護者・地域の方々にも観ていただきたいと考えました。

１０月くらいから様々な作業に入りました。岐阜市歴史博物館に資料展示についての助言を仰いだところ、館長さん自ら足を運んでくださり、学芸員の方と終日分類作業をしていただけました。教育委員会には雨漏り・天窓・天井板の修理等をやっていただけました。

そして、厚見小学校の「おやじの会」と厚見中学校のＰＴＡの有志の方々には２度にわたって作業をやっていただけました。２月６日（土）には、９時から集まっていただいた７名の方々が、ほうき・雑巾・モップ等を手に「文化センター大掃除大作戦」を敢行しました。およそ２時間後、見違えるほどの内部となり、特に床面が磨きに磨かれピカピカになりました。いよいよ、２月半ばリニューアルオープンです。「おやじの会」及び中学校ＰＴＡの有志の方々の「大活躍」、本当に有難うございました。