11月6日(水)、3年生の社会科の授業において、弁護士の先生にお越しいただき模擬裁判の評議を行いました。
これは、岐阜市と岐阜県弁護士会との「法教育の推進に関する協定」に基づいて実施されたものです。
今回の授業は、模擬裁判を行い、被告人が有罪か無罪かを考え話し合う活動を通して、主権者として積極的に裁判員制度に関わっていこうとする態度を育てることをねらいとして実施しました。
はじめに、役割を決めて模擬裁判のシナリオを読み合わせ、弁護士の先生に評議をするうえで大切にする視点を教えていただきました。証拠をもとに判断すること、無罪推定の原則、冤罪を生まないことなど、弁護士の先生のこれまでの経験も踏まえたお話でした。
班での話し合いでは、証拠の重要性や信ぴょう性などについて議論し、最終的に有罪か無罪かを班ごとで決定しました。
班ごとの決定は、1組、2組のいずれの班も「無罪」で、証拠の不十分さや無罪推定の原則を理由に判断した班が多かったです。
この結果について、弁護士の先生からは、犯人と直接接触している被害者の証言の重要性の高さや、被害者の立場からの視点で考えることの大切さについて教えていただきました。