「メロスは激怒した」
厚見中学校の体育館に響く声。
今日は、午前午後の2回公演で、劇団あとむ「走れメロス」のミュージカルを観ました。
劇団の方は、まだ外が薄暗い時間から準備を始められ、殺風景な体育館が、どんどん劇場に変わっていきました。
人形と人間が一体となって、登場人物の感情がていねいに表現され、生演奏での音楽や歌が、更にその世界観を魅力的なものにしていきます。
2年生の国語の教科書に掲載されており、誰もが知っている「走れメロス」ですが、活字の世界を見事にリアリティのある世界に変える手法は見事でした。
劇の内容を楽しむだけでなく、人形の動きの巧みさや役者の歌やセリフ、次々と場面が変わる舞台効果など、様々な視点で楽しんだ人も多かったと思います。
劇団あとむの皆さんは事前にPCRの検査を受けたり、健康管理を万全にされたりするだけでなく、今日の会場もコロナ対応を十分に考慮したうえでの設営にしてくださいました。
そうした人々の努力のうえに今日の観劇が実現したことに感謝しましょう。