コロナ禍で制限された活動の一つに合唱があります。コロナ禍以前の卒業式には、当たり前のように卒業合唱がありました。仲間と一緒に創り出す歌声と様々な思い出が重なり、思いがあふれる卒業生の姿に、感動したことが幾度となくありました。その当たり前がない卒業式が4年続き、令和5年度。ようやく、仲間と歌声を重ね合わせる楽しさや喜びを味わうことができる環境となりました。
梅林中でも、音楽の授業で歌唱が本格的に始まりました。このような変化の中で「梅林中の子ども達に、国内外で活躍されているプロの方から学ぶ機会を」との思いから、文化庁の「文化芸術による子供の育成推進事業(巡回公演)」に応募し、6月15日(木)に新国立劇場合唱団によるコンサートが開催できることとなりました。
5月22日(月)には、本公演に先立ち、ワークショップを実施しました。プロの声楽家の方々から、声種の紹介、声種が重なり合唱となる様子を見せていただいたり、姿勢などの基本的なポイントをご指導いただきました。3年生の男声にとてもきれいな歌声があったことや1年生がとても積極的に取り組んでいたことなどをほめていただきました。体育館中に響き渡る歌声に、生徒からは「すごい」「感動しました」という感想が聞かれました。
コンサートでは、30人以上の声楽家の方に来ていただき、音楽を楽しみ、一緒に歌う機会もがあります。教えていただいたことを1つでも意識して歌える自分、音楽を楽しむことができる自分を目指しましょう。