7月3日は、「いじめについて考える日」でした。
・「いじめについて考える日」の意味を伝え、全校で1分間黙祷する。
・生徒会役員がいじめ克服についての想いを語る。
みなさんは、「いじめとは何か」ときかれて、どう答えますか。
わたしもはっきりとした答えはもっていません。
相手をいやな気持にさせること、悲しい思いをさせること、一人になってしまう環境をつくることなど、
たくさんの考え方があると思います。
すべての人がいやな思いをしないようにするのは、簡単なことではありません。
何気ない一言で、自分でも気づかないうちに、だれかを傷つけてしまうこともあります。
最近は、SNSやインターネットの普及により、周りから見えにくいいじめもあります。
また、いじめを止めることも、とても勇気が必要になります。
「これっていじめかな」「ふざけているだけなのかな」「変に介入しないほうがいいかな」そんなふうに考えて、
モヤモヤした気持ちになることもあると思います。
いじめはいけない、相手を傷つけてはいけない、それは分かっているけれど、
どうするのが正しいんだろう、考え出すと、分からなくなってしまいます。
わたしは、だれもがもっている「いじめはいけない」という気持ちを、
正しく共有していくことが大切だと考えます。
そう考えているのは、自分だけじゃない、周りのみんなも同じように考えている、
それが分かれば、いじめをしない勇気も、止める勇気もわいてくるのではないでしょうか。
気持ちを共有するための手立ての一つが「岐阜中央中人権宣言」です。
これは「岐阜中央中学校を、だれにとっても安心、安全な学校にしたい」という願いのもとにつくられました。
「前向きに行動する」「一人一人を大切に思う」「仲間のよさをつなげる」
それを自分なりにしっかりと理解して行動したり、仲間の姿から考えを広げたりすることで、
「いじめはいけない」という意識が高まるのだと思います。
各学級で毎日行っている「よさ見つけ」も、お互いに関心をもつ温かい雰囲気づくりができ、
いじめが起きづらい環境づくりにつながるのだと思います。
自分のことと同じように、仲間を大切にできるのが岐阜中央中のよさです。
いじめをなくすのは難しいかもしれません。
だけど、一人一人がなくそうと思って取り組む、みんなで取り組む、
それを大切にして、一緒に取り組んでいきましょう。
・3年各学級の議員が学級人権宣言とそこに込めた学級の想いを語る。