保護なしブログ(記事のみ)

10月下旬の教育活動

10月20日(火)の5時間目は、特活指導委員会や中学年部の教員が4年2組の学級活動の授業を参観し、放課後にその研究会を行いました。これは来週行われる4年1組の全校研究授業(岐阜教育事務所による教科等専門性向上訪問)に向けた「プレ授業」という位置付けで行ったものです。「いじめのない学級づくり」に向けた試みのある授業提案で、教師集団による寸劇での問題提起や「今後の決意」を書いて伝え合う活動を取り入れた学習活動が行われました。子供達が意欲的に関わり合う学びの様子が多く見られ、担任の細やかな配慮や具体的な手立てが随所にみられる授業で、全校研究授業者にとって、大変参考となる授業でとても貴重な機会となりました。

 

10月21日(水)の朝活動の時間に、後期児童会「認証式」をテレビ放送で行いました。コロナ禍の“特別な”令和2年度ですが、後期の児童会活動を推進していく各委員長に認証状を手渡しました。後期代表委員の進行で行われたこの認証式では、代表である委員長だけではなく、各委員会のメンバー全員がそれぞれの学年の場所で大きな声で返事と挨拶をし、意気込みを姿で示していました。テレビを観る子供たちも、体育館での児童集会と変わらない集中した様子を見せ、高学年の委員会活動に協力していく決意を表しました。

 

10月22日(木)の午前中、コロナ禍で“特別な”令和2年度の「運動会」に代わる学校行事として「団体演技発表会」を開催しました。前日までの天気予報で天候が危ぶまれたのですが、午前中は曇天ながら運動をするには最適の気温で、無事に計画通り岐阜小一大イベントを終えることができました。

 

10月26日(月)の午前中に、例年6~7月に出かけていた2年生「どきどき わくわく まちたんけん」に、大勢のボランティアのお家の方に見守られて、ようやく行ってくることができました。全部で7店舗(みのひだ屋、あをやま、翠紅園花舗、奈良屋、中島仏壇店、更科、鮨 大文字)の中から各班3店舗ずつに行って、お店の方からお話を聞いたり、お店の中を見学したりして、お店の『すごいところ』を発見することができました。

 

10月27日(火)の午前中に、たくさんの引率ボランティアの方々に安全を見守っていただきながら、1年生が「校外学習」に出かけてきました。例年は期日を分けて行っていた二つの活動を、クラスごとに前後半に分かれて行いました。一つは、金華山での「秋見つけ」です。金華山サポーターズの川瀬さんに案内され、登山道を登りながらドングリを拾いました。大きなドングリを拾って喜ぶ子、たくさん拾ってどんな物を作ろうかを楽しみながら考える子など、どの子もいっぱいの秋を見つけ幸せそうでした。今年も金華山は豊かな実りの秋を迎えています。もう一つは、岐阜公園内にある「名和昆虫博物館」の見学です。館長さんに、虫の取り方や館内での見学のポイント(クイズのヒント)を教えていただきました。館内では、親子でクイズを楽しんだり、珍しい昆虫に歓声をあげたりして楽しく過ごすことができました。

同じく10月27日(火)、5時間目は4年1組の学活「いじめのない学級づくり」を、全校の教員で参観する全校研究授業でした。事前アンケートに基づき、「本当に見て見ぬふりをしないか?」「周りにいたら自分はどうするか?」を考える授業でした。教師集団による被害者と加害側の役割演技を、傍観者の立場で見るという「ロールプレイ」による問題提起も行いました。話し合いを進める中で、「止めることは難しい」けれど「そのままにしてはいけない」「一人でも止める」「仲間を集めて止める」など、深く考えることができていました。「みんなが駄目だと分かっていること」だからこそ「みんなの力でいじめを防ぐこと」を確認し合いました。この研究授業をもとに、岐阜教育事務所による「小学校教科等専門性向上訪問」という事業の一環で、放課後に研究会を行いました。今回の研究授業は、4年1組担任の湯浅教諭が考えた指導案を、特活指導委員会や中学年部で練り合い、試みのある授業提案となりました。ご指導いただいた指導主事の先生からは「事前アンケートによる実態分析に基づき、事前事後の指導を考慮した単元構成が素晴らしかった。」「教員による役割演技とロールプレイは、実際の場面が想定できて大変効果的だった。その会話文を視覚資料に起こして考えさせたのも有効だった。」「実態を掴んだり、要因を探ったりする場面での『どう思う?』、解決方法や意思決定を考える場面の『どうしたい?』という迫り方(発問の仕方)がとても良かった。」など、お褒めの言葉をたくさんいただきました。

 

10月28日(水)午前には、4年生が総合的な学習の一環として、歴史博物館へ「麒麟がくる『大河ドラマ特別展』(後半の部)」に見学に、1,2組が時間をずらして(密を避けて)行ってきました。7月の「大河ドラマ館」、9月の特別展「前半の部」に引き続き、自分たちのふるさとがNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の舞台としして、こんな機会にしか見れない資料が集まってきたことを知り、改めて自分たちの住む地域の素晴らしさに気付くとともに、誇りを感じることができました。また、自分たちが育てている「岐阜小の菊」も出展している第49回「岐阜公園菊花展」を覗いてくることもできました。

 

10月29日(木)には、6年生が「修学旅行」に代わる「校外研修」第1弾に行ってきました。岐阜小学校では、今年度からの「修学旅行」を、従来の歴史学習ではなく『ふるさと学習』の集大成へと繋げる総合的な学習として『観光地の探究活動』『ふるさと自慢』を位置づけ仲間づくりの目的も達成できる行事とする計画を立てていました。県内「日帰り旅行」と決まってもこれを踏襲し、「岐阜市(岐阜まち)に旅行客を誘致!」プロジェクトの一環として、10/29(木)に「飛騨高山」に行くことを決めました。「なぜ高山には岐阜の10倍近い観光客が集まるのか?」という課題を設定した事前学習に加え、「岐阜まち自慢」のプレゼンを英語で行う練習も重ねました。感染予防としては「大型バスを3台手配(増車分はコロナ対策費の補助金利用)」「バス内は換気に努めてDVD鑑賞」「班別研修では引率ボランティア(来年度から教壇に立つ岐阜大学・聖徳学園大学の学生)を各班に1人ずつ付けて『3密回避』を見届け」「英語による『岐阜まち自慢』は不特定多数の人との会話を避けて大学生ボランティアにプレゼン」等の対策を講じることとしました。こうして迎えた当日は天候にも恵まれ、快適な「高山研修」に行ってくることができました。五感を使った実際の見聞による「体験」を通して、観光業にかける高山市全体の「凄さ」を実感し、岐阜市(岐阜まち)への「観光誘致」のための学びを深めて来ることができました。帰校後の反省会では、引率ボランティアの学生から「挨拶が素晴らしい」「礼儀正しい」「男女の仲が良い」「研修意識が高い」「知的好奇心が高い」「自分たちで考えて動ける」など、岐阜小学校の6年生の“良さ”をたくさん見つけてくれました。

同じく10月29日(木)には、1年2組の給食試食会を行いました。初めに、栄養教諭の矢野先生からお話を聞きました。給食の栄養バランスや地産地消の献立、配膳ルート等給食への愛情を感じました。その後、各教室で子どもたちと楽しく食べました。この日のメニューは、米飯・豚肉のスタミナ焼き・たけのこの土佐煮・すまし汁・ひじきの佃煮でした。矢野先生のお話のとおり、中央中の給食センターからの配送であっても、最新の食缶のため汁物も温かく美味しかったです。

 

10/30(金)午前中に3年生は、社会科「事故や事件からくらしを守る」の学習で、岐阜中警察署の見学に1,2組が時間をずらして(密を避けて)行ってきました。見学では、実際に『指紋検証』や『護身術』の体験を行ったり、署長室に入れていただいたりし、警察官の仕事の大変さと自分の身の守り方を肌で感じることができました。また、質問タイムを設けていただき、事故や事件が起きないように行われているパトロールや、事故や事件が起きても、すぐに駆け付けられるように24時間勤務をしているなど、授業で学んだことを確認することができました。安全な町づくりをしてくださっている警察の皆さんに心から感謝したいものです。