保護なしブログ(記事のみ)

11月第2週の教育活動

11月9日(月)1時間目の総合的な学習の時間に、6年生は学年で「日帰り修学旅行」第2弾となる「関ヶ原研修」のオリエンテーションを行いました。10/21(水)にオープンしたばかりの「関ヶ原古戦場記念館」は、事前予約制の真新しい「観光施設」であり、その紹介を始めるだけで子供たちの目が輝き始めました。また、記念館見学後の「史跡巡り」も魅力的な体験活動です。「日帰り修学旅行」第2弾を「関ヶ原研修」としたのは、第1弾の「観光地としての高山から学ぶ」目的とは違い、歴史(史跡+戦国の世の物語性)を観光の目玉にしたい「岐阜まち」として「古戦場で観光の活性化を図ろう関ヶ原」から学ぶことがあり、岐阜と関ヶ原とのセット企画も考えられると思ったからです。 これからの総合的な学習の時間は、しばらくは各係会に分かれての事前学習に取り組むことになります。

 

11月10日(火)の1,2時間目に3,4年生、3,4時間目に5,6年生が「新体力テスト」を実施しました。例年は5月に行っている体育的行事ですが、コロナ禍で“特別な”令和2年度は時期を延期し、この時期の実施となりました。実は、4月の段階でスポーツ庁~県教委~市教委から「令和2年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査の中止」(学校の再開状況、新型コロナウイルス感染症の全国的な感染状況を踏まえて、体力等に関する調査が中止されることとなった)という通知が届き、結果報告の必要がなくなったため、多くの学校で今年度の実施を取りやめたようです。しかし、岐阜小学校では「児童が、自己の体力や運動能力に関心を持ち、その力や特長・傾向を客観的数値で把握するとともに、自らその向上をめざして、健康づくりに取り組めるようにする(児童の体力や運動能力の現状を把握し、日常の生活・体育指導に生かす)。」という目的を重視し、今年度も実施するという判断をしました。20mシャトルランと握力は、学級ごとに体育の時間に測定し、他の種目を学年部の教員で分担して測定することにしたのです。この日は学校職員に加え、岐阜大学教育学部保健体育講座の学生3人もボランティアとして測定のサポートに来てくれ、滞りなく計画通りの実施ができました。

同じく11月10日(火)の午前中、2年生が金華地区の「どきどき わくわく まちたんけん」に行ってきました。10/26(月)の京町地区に引き続き、大変多くの引率ボランティアのお母さんやお父さん、おじいさんに付き添っていただき、安全に留意しながら楽しく行ってくることができました。今回も、全部で10店舗(浅野商店、うおそう、宇野かばん、賀雲堂、かわらや支店、亀甲屋、十八楼、十六銀行岐阜中央支店、長崎屋総本舗、麩兵)の中から各班3店舗ずつに行って、お店の方からお話を聞いたり、お店の中を見学したりして、お店の『すごいところ』を発見することができました。

さらに11月10日(火)5時間目には、1年1組の小学校入学以来初めての「授業参観」で、算数「ひきざん」の授業を保護者の皆さんに観てもらいました。この日のために先週から1階メディアセンターでの算数の授業を行ってきたおかげか、あまり緊張する様子もなく落ち着いて学習に取り組んでいました。前時までの振り返りでほとんどの子が挙手発言をしたり、隣の子と「声を出しながらのブロック操作」を見せ合ったりし、集中して「10のまとまりからひく」計算の仕方を学んでいました。また、参観授業後の「学級懇談会」にも、ほとんどの保護者の方に残っていただきました。PTA学級委員さんの進行で、自己紹介を兼ねたお子さんの様子を交流し、打ち解けた雰囲気の中で会が進んでいきました。初めての「学級懇談会」も、子供たち同様に保護者間の仲を深められたのではないかと思います。

 

11月11日(水)の朝活動は、1組集団の「なかよし遊び」でした。コロナ禍で“特別な”令和2年度は、この活動についても「3密」回避のために制約が加わることになりました。そこで、前期は1~6年生の「なかよし班」で集まって行う活動は行わず、6年生が担当学年(学級)に「遊びの提供」をしながら活動することとしました。9月には、6年生の企画・運営による「1,6年合同の遊び」「2,6年合同の遊び」「4年生の遊び」「3年生の遊び」を、朝活動の時間を使って順次行いました。しかし、後期になって「6年生のリーダーシップを育てる」「6年生の姿を見ながら5年生が学ぶ」ためには、異学年縦割りの「なかよし班」を組織して活動する必要があると考えました。運動場や体育館を利用することを考え、組集団の実施日をずらして行うことにしたのですが、1回目となる今回は、担当教員の教室に分かれてゲームなどを楽しみました。

同じく11月11日(水)の3時間目に、ひまわり学級の1,2組ともに、それぞれの教室で授業を保護者の皆さんに参観してもらいました。1組は、自立活動で「へんてこ早口言葉」「カンカン遊び」「ソーシャルスキルトレーニング」を行い、保護者の皆さんにも参加してもらいながら学習することができました。2組は、生活単元「買い物」の学習で、親子で買い物に行ってお金を支払う活動をしました。実生活に近いシチュエーションで、一生懸命取り組むことができました。その後、4時間目には音楽室で「1,2組合同懇談会」を開き、授業の感想やお子さんの様子をお一人ずつ話していただき、担任からも学校の様子をお伝えしました。

同じく11月11日(水)のロング昼休み、5,6年生が「外遊び」等の楽しみにしているはずの自分の時間を、学校のため、みんなのために使ってくれました。実は、今まで自分の机の中などで保管していた個人用タブレット端末を収納するための整理ロッカー(iPad用収納庫)が市から届き、それを各教室の所定の位置へ運び込む作業をしてくれたのです。各「なかよし班」の5,6年生メンバーが協力して担当の先生の教室へ運び入れ、付属品をセットしたり、包装してあった段ボールやビニール袋等を処理したりしてくれたのです。ボランティア精神に溢れる献身的な動きは本当に素晴らしく、改めて岐阜小学校の高学年を誇りに感じました。

さらに11月11日(水)5時間目には、前日の1組に引き続き、1年2組の小学校入学以来初めての「授業参観」となりました。算数「ひきざん」の授業を1階メディアセンターで行ったのですが、1組と同様に落ち着いて学習に取り組む様子を観ていただきました。背筋を伸ばして集中して話を聞いたり、前に出てみんなの前でブロックを動かしたりしながら、繰り下がりのある減法の計算の仕方について、これまでの学習をもとに考え、「10いくつから1位数をひいて差が1位数になる減法の計算原理や方法」を学んでいました。また、参観授業後の「学級懇談会」にも、多くの保護者の方に残っていただきました。PTA学級委員さんの進行で、自己紹介を兼ねながらお子さんの様子を交流し、学校生活に安心していただけていることが分かって、とても嬉しく思いました。本当にありがとうございました。

 

11月12日(木)の朝活動は、昨日の1組に引き続き、2組集団の「なかよし遊び」で担当教員の教室に分かれてゲームなどを楽しみました。

同じく11月12日(木)の1,2時間目には、1年生がサツマイモの収穫をしました。コロナ禍で“特別な”令和2年度は、苗植えから栽培していくことができなかったのですが、学校再開後には時々自分たちで草抜きをしながら、成長を見守ってきました。イモ掘りを進めていくと、子どもたちの顔よりも大きなイモやいくつも連なったイモなど、いろいろなサツマイモがたくさん出てきました。子供たちは「重いよう!」と言いながらも、嬉しそうに持ち帰っていきました。

さらに11月12日(木)には、3年生が社会科「ものを作る仕事」の学習の一環で、鮎菓子の秘密を探るために、学級ごとに時間をずらして地域の「亀甲屋」さんを訪問しました。今回、実際に工房へ入れていただくとともに、子どもたちのために鮎菓子を焼いてくださいました。子どもたちは、鮎菓子が作られる工程を一つ残らず見落とさないように見学していました。「どのような道具を使っているのか?」や「鮎菓子の形がどのように作られているのか?」などに注目していました。見学の最後には、作りたての鮎菓子をいただき、「焼きたては何倍も美味しい!!」「いつまでも食べていたい!!」とニコニコの笑顔がはじけました。

 

11月13日(金)の2~4時間目にかけ、4,6年生が『コロナに負けるな 岐阜小観劇の会』と称して「移動式シアター 砂漠の劇場 ~GREENING(緑化)~」を観る機会を得ました。本当に素晴らしい『感激の会』となりました。コロナ禍で“特別な”令和2年度ですが、岐阜小学校では「できない」と諦めるのではなく、「何ができるか」「どうしたらできるか」を模索し続けたいと思っています。これと同じように「諦めないこと」を大切にし、新たな挑戦を始めた人たちがいます。当初「修学旅行」で6年生が行くはずだった京都の小劇場「GEAR」のパフォーマーの4人です。彼らは、コロナ禍で「ライブエンタメ界は砂漠化してしまった」と感じながらも、他ジャンルのアーティストたちが一つになって紡ぎ出す「信じる」という物語を考えたのです。それが、「移動式シアター 砂漠の劇場 ~GREENING(緑化)~」です。4年生「1/2成人式」の中身を考えながら外部講師を探してみえた学年主任の小林先生が、以前から顔見知りだったパフォーマーの一人と連絡を取って「砂漠の劇場」を知り、上演依頼をしたところ今週金曜日(11/13)に岐阜小学校に来てくれることになったのです。そこで、コロナ禍による体育館での「密」を避けながらも、4年生だけでは勿体ないということで、修学旅行で「GEAR」に行けなくなった6年生も一緒に鑑賞することにしました。また、交渉の結果、当日のビデオ撮影とその録画映像を「PTAがつくる岐阜小学校のページ」サイトに上げることを許可してもらい、PTAからの取材(ビデオ録画)も入りました。当日は、まず午前10時から言葉を使わない演劇パフォーマンスショー「GREENING~緑化~」を観ました。マジック、ジャグリング、ブレイクダンス(アクロバット)、バブルアートを交え、本校教員の一人もステージに上げられるサプライズもあり、楽しく演じられました。しかし、テーマはとても考えさせられるものでした。10分程の休憩の後には、代表児童によるジャグリング体験と簡単にできるマジックを教えてもらう「ワークショップ」を楽しみました。その後の「感想交流」「質疑応答」では、たくさんの挙手と堂々とした発言があり、パフォーマーやスタッフの皆さんも子供たちの様子に驚いてみえました。ただ単に「楽しかった」「面白かった」だけでなく、パフォーマーの皆さんの生き様や「砂漠の劇場」」のテーマから、大変多くのことを学ぶことができました。編集等で時間をいただくことになりますが、「PTAがつくる岐阜小学校のページ」サイトで他学年の児童や保護者の皆さんにも見てもらえる予定ですので、ぜひ楽しみにしていてください。