保護なしブログ(記事のみ)

11月第3週の教育活動

11月16日(月)の朝活動で、6年生が「十四の心で聴くとは?」を話し合っていました。岐阜小学校の児童は、小学校の出口(ゴール)となる「卒業証書授与式」での姿勢に代表されるように、立ち姿も腰かける姿も、そして、教室で学ぶ姿も「美しい!」・・・こうした評価は、毎年引き継がれてきた『美しく学ぶ』カードの相互認定を通して、形づくられてきたものです。1~6年生の発達の段階に応じた「聞く姿勢」について、目指す姿を明確にした上で学級ごとの評価基準を設け、担任からの合格認証が出た児童がカードをもらって校長室で記念撮影をするという流れになっています。コロナ禍で“特別な”令和2年度ではありますが、今年度も8月末の5年生を皮切りに合格した子たちが、続々と校長室に報告に来てくれています。これからも「美しく学ぶ」子供たちで溢れる岐阜小学校であり続けて欲しいと思います。

 

11月17日(火)の1,2時間目に1組、3,4時間目に2組が社会科「ものを作る仕事」の学習の一環で、鮎菓子作りに挑戦しました。これは13日に見学した「亀甲屋」さんの工夫を知った子供たちが、「鮎菓子作りどれくらい難しいのだろう」という課題をもって鮎菓子づくりの秘密を体感する学習でした。苦労はしましたが、工夫点を学んだせいか、上手く作れた子が多くいました。

同じく11月17日(火)5時間目、2年1組の生活科「つたわる広がるわたしの生かつ」の授業を保護者の皆さんに観ていただきました。「どきどき わくわく まちたんけん」で見学した17店舗の中から一人一人が一つ店を選び、「大すきなお店のすごい!ところをつたえよう」という学習を展開しました。個人用タブレット端末を使って各自がパワーポイントを使ったプレゼン資料を作成し、最初はクラスの仲間に、後半は参観にみえた保護者の皆さんに「大好きなお店の凄いところ」を伝え、聞いた人から評価をしてもらう活動を行ったのですが、見事な「学び」になっていたと思います。各店舗での直接的な見聞という「生の体験」をもとにしたタブレットによるプレゼンという情報発信は、不易と流行を兼ね備えたこれからのスタイルだと感じました。また、参観授業後の「学級懇談会」にも、大勢の保護者の方に残っていただきました。PTA役員さんの進行で自己紹介を兼ねながらお子さんの様子を交流していただき、最後に担任から話をしました。和気藹々とした雰囲気でとても嬉しく思いました。

 

11月18日(水)午前7時半を過ぎた頃から、南門からも東門からも児童会代表委員の「おはようございます!」という明るく気持ちの良い挨拶の声が響き始めました。これは、代表委員会の「あいさつキャンペーン」の一環で行われているもので、今週月曜日(11/16)に始まって今月いっぱい続きます。

同じく11月18日(水)の昼休みに岐阜北税務署関係の皆さんが来校され、「税に関する習字」コンクールで会長賞になった6年生児童を表彰していただきました。

さらに11月18日(水)5時間目、前日の1組に引き続き、2年2組の「授業参観」がありました。算数「かけ算」の授業を1階メディアセンターで行ったのですが、やや緊張しながらも落ち着いて学習に取り組む様子を観ていただきました。「既習の乗法を活用して6の段の九九の構成を考え、かける数が1増えると答えが6増えることや被乗数と乗数を入れ替えた九九を活用して,6の段の九九を構成する。」学習に真剣に取り組んでいました。また、参観授業後の「学級懇談会」にも、多くの保護者の方に残っていただきました。PTA学級委員さんの進行で、自己紹介を兼ねながらお子さんの様子を交流していただきました。学校に楽しく通っていることが分かって、とても嬉しく思いました。

 

11月19日(木)の朝(校舎の玄関が開くまでの時間帯)、予想外の小雨が降る中、校庭の大イチョウのまわりで5年生を中心に数名の児童が傘を差しながら銀杏を拾っていました。これは、後期になって銀杏が落ちているのを見つけた5年生が「銀杏拾いは5年生がやっているんですよね。」と担任の先生に進言し、昼休みに当番を組んで拾い集めたのが、今年度の始まりのようです。そのうちに早く登校してきた5年生が自主的に拾い集め始め、4年生の子も巻き込んで朝のルーティンとなっていったようです。これも、素敵なボランティア活動の一つです。

同じく11月19日(木)5時間目、3年1組「授業参観」で、国語「ことわざ」の授業を保護者の皆さんに観てもらいました。1階メディアセンターでの授業のせいもあってか普段よりも静かな雰囲気でしたが、国語辞典を使って意味を調べたり仲間の発言にしっかり反応しながら学習に取り組んでいました。授業後半では、より詳しく調べるために個人用タブレット端末活用の一端も観ていただきました。また、参観授業後の「学級懇談会」にも、多くの保護者の方に残っていただきました。PTA学級委員さんの進行で、自己紹介を兼ねたお子さんの様子を交流し、温かな雰囲気の中で会が進んでいきました。

 

11月20日(金)5時間目、前日の1組に引き続き3年2組の「授業参観」があり、道徳「お母さん、かぜでねこむ」の資料で「家族愛」を考える学習の様子を1階メディアセンターで観ていただきました。主人公のちびまるこちゃんの気持ちを中心に考えながら、最後は「家庭で自分がしていくこと」の決意を、直接保護者の方に伝えに行く場面があり、子供たちは照れながらも学習の成果を生かして、一生懸命話していました。また、参観授業後の「学級懇談会」にも、多くの保護者の方に残っていただきました。参加していただいた保護者の皆さんお一人ずつから、自己紹介を兼ねながら2年生から3年生になった成長や家庭での様子を交流していただきました。学校を楽しみにして通ってくれていることが分かって、とても嬉しく思いました。

 

11月21日(土)、土曜授業日に学年ごとに行っている「親子活動(行事)」を兼ね、4年生が「10歳の決意を伝える会」【第2部】を行いました。【第1部】の「コロナに負けるな 岐阜小観劇の会『移動式シアター 砂漠の劇場 ~GREENING(緑化)~』」で、諦めないことや夢を持つことの大切さを学んだ4年生が、今回は「こんな大人になる!」という決意を伝えたのです。学年主任の小林先生から「二分の一成人式は、金華小学校が発祥で、その伝統を途絶えさせることはできない。」という紹介もありました。子供たちは、思いを漢字一文字と10歳の記念手形に込め、たった一人で台に上がり、大きな声で自分の宣言しました。スピーチの声の大きさや、仲間のスピーチを聞く姿勢、礼や歩く姿など、全身から強い決意を感じることができる素晴らしい式となりました。「校長先生の話」では、自分の「座右の銘」から「前向きに」考えることの大切さを、かつての教え子の日記とエジソン(発明王)の言葉「たとえ実験がうまくいかなくても、それは失敗なんかじゃなくて、その方法ではうまくいかないことがわかったんだから、成功なんだよ。」を紹介し、エールを送りました。最後に、今までも支えてくださった家族の皆さんに向かって、感謝の気持ちを「今までありがとうございました」の言葉に込めて会を締め括りました。