3月19日(金)の朝活動は、「6年生ありがとうの会」第二部として、6年生からの「お礼の会」がテレビ放送で行われました。3部構成で行われたのですが、その【第1部】は、6年生が作成したビデオ動画「各学年へのメッセージと歌のプレゼント」でした。テレビ画面を通しての交流となりましたが、どの学年の子たちも食い入るように見つめていました。【第2部】は、6年生が大切にしてきたことの5年生への「引継ぎ式」でした。放送室のスタジオで行う様子を、テレビ放送で全校児童が見守りました。「ふるさと大好き」「力を尽くす掃除」「場に応じたあいさつ」の三つを、学年集会の互選により選ばれた5年生の代表3人が受け取り、「私たちが引き継ぎます!」と力強く宣誓しました。その後、各学年へのエールを生放送でも送りました。【第3部】は、6年生からの呼びかけによる全校合唱での「校歌」でした。実は、これは当初の計画にはなかったのですが、先週金曜日(3/15)に6年生代表(班長会)が、校長室に「卒業式」終了後の動きについての相談に来たときに、「このまま校歌を歌わないまま卒業する?」と話したことで加わった内容です。コロナ禍で“特別な”令和2年度は、体育館に全校が集まる機会がありませんでした。従って、始業式や終業式、全校集会で「校歌」を歌うこともなく、7月に児童会(前期代表委員会)からの呼びかけで一度歌ったきりでした。この日は、6年生は5年生以下の在校生に「次を託す」思いを込め、在校生は6年生と力を合わせて行う最後の活動という気概をもって、全校児童が廊下に出て広がり、低学年は思わず「校歌ダンス」を踊りながら、心のこもった「校歌」を歌うことができました。
3月18日(木)の午前中に「金華ふれあいクラブ」の鷲見さんが校庭東側の生垣の剪定をしてくださいました。鷲見さんは、4年生の菊のお世話もしてくださっているだけでなく、ボランティアで校庭にある樹木の剪定もしてくださっています。この日は「生垣が気になるんだけど、剪定させてもらっていいかね?」と声をかけてくださり、学校の環境整備を申し出ていただいたのです。校務員の畑中さんが切り落とした枝の処理をしていたところ、ひまわりからも興味を持って様子を見に来ていました。
この日の2時間目には、1年生が2年生の教室に行って授業や学習発表を参観しました。2年2組は国語の書写の時間を公開し、集中して「かきかた」に取り組む様子を、1年生の1,2組に交代で見せていました。机の周りに何人も取り囲む様子に緊張しながらも、憧れの姿を示すことができました。2年1組は、生活科「あしたへジャンプ」の学習の一環で「1年生に成長した自分を伝え、3年生へのけついをもとう」を課題として、自分の考えたプレゼンテーションを1年生に見せました。1年生にとって、2年生の学習や成長への見通しをもつ貴重な機会となっていました。
また、昼休みには「岐阜中央十六会」からの「アップルTV贈呈式」が岐阜小学校の会議室で行われました。これは、十六銀行岐阜中央支店「20周年記念事業」の一環で、本校の校区を中心とした54の会社で組織される「岐阜中央十六会」の皆様から、岐阜市と岐阜小学校に寄付がいただけることになって実現したものです。「欲しいものはないか?」のお尋ねに、「アップルTV7台」(全学級に配備できるようにするための不足分)を希望したところ、ご快諾をいただいてこの日を迎えたのでした。最初に「岐阜中央十六会」会長の桑原善吉様からご挨拶をいただき、児童代表が受贈して記念撮影をしました。その後、校長と児童代表から感謝の言葉を述べさせていただき、アップルTVの活用方法を教室で実際にご覧いただきました。
3月17日(水)の3時間目、岐阜市教育委員会(社会・青少年教育課)の篠田先生が、6年生に「祝卒業」メッセージカードを持って来てくださいました。篠田先生は、昨年度の5年生主任であり、研究主任として「社会科全国大会」成功へと導いた立役者です。「せっかくの機会だから」と6年生の教室にお連れしたところ、ちょうど2組が佐藤先生と社会科「願いを実現する政治」の授業を行っていました。わずか数分間でしたが、子供たちの社会科の学習ぶりを観ていただくことができました。ちょうど「市役所の建て替え」を取り上げていたのですが、現在篠田先生は市役所にお勤めであり、来年度からは新庁舎に移るための「引っ越し作業の真っ只中」というタイムリーなゲストティーチャーとなりました。また、子供たちの体格の変化に驚くと共に「発言の質」や「学ぶ姿」から成長を感じ取ってもらえました。佐藤先生の落ち着いた指導ぶりにも、賛辞を送っていただきました。1組にも顔を出されたのですが、ちょうど「卒業プロジェクト」の一環で用意していた篠田先生への「感謝」メッセージ集を渡す機会にもなり、6年生全員でその様子を見守ることができました。
この日の5時間目には、6年生が体育館で「卒業証書授与式」の練習をしていました。昨年度に続き、在校生や来賓の参加できない卒業式なので、保護者との対面形式で会場設営を行います。この日は、式の中で向きを替えたり、移動したりする場面を中心に全体の流れを知った上で、証書授与での「呼名~返事~起立~着席」までの練習も行いました。
また、6時間目は、今年度(後期)最後の委員会の時間でした。委員長の6年生と副委員長の5年生が力を合わせて振り返りを進める委員会もあれば、5年生に進行を任せ6年生が見守る委員会もあり、“引継ぎ”を意識した話し合いがされました。また、4年生の園芸委員会の活動も含め、最後まで作業的な取組をやりきろうと姿が素敵でした。
3月16日(火)の1,2時間目、5年2組が前日の1組に続いて家庭科の調理実習を行いました。関谷先生の指導により「ほうれん草のおひたし」を作って、美味しく食べました。ここでも「3密」を避け、作業に加わらずに壁際で見ているだけの子、調理に集中する子に分かれて行いました。
この日の3時間目に、2年1組が生活科「あしたへジャンプ」の学習で、自分の成長について学級の仲間に発表していました。文字や絵でまとめたり、タブレット端末を使ってデータ化したりする子もいて、それぞれに工夫しながら一生懸命話していました。
3月15日(月)の朝活動の時間帯に、3年生の「学年集会」を行いました。内容は、12月に5,6年生が聞いた情報モラル研修「だいじょうぶ?あなた!」の内容を、3年生用にアレンジした「情報モラル」伝達講習です。情報モラル教育研究所のAIの解析によると「岐阜小学校ではオンラインゲーム上のチャットの内容が気になる」とのことだったため、情報モラル教育研究所作成動画を見ながら、バトル(殺戮)ゲームの怖さや弊害を中心に生徒指導主事でもある学年主任から子供たちに話しました。また、残り10日間の過ごし方についての話もありました。
同じく4年生も、朝活動~朝の会の時間帯に、学年集会として「みんな仲良しスペシャルビンゴ」の活動を行っていました。前回の学年集会で「4年生でやりきること」(3月の課題)の一つに「誰とでも関わること」が挙げられ、その克服の一環として性別や学級の違う子に積極的に関わって「得意なこと」を聞き出すゲーム的な活動を仕組んだようです。5年生への第一歩として、学年の凝集力を高められるようにしていました。
また、1,2時間目に、5年1組が家庭科の調理実習を行いました。教科担任である2組の関谷先生の指導により「ほうれん草のおひたし」を作って、美味しく食べました(※この実習は、「緊急事態宣言を踏まえた対応」の一つである「調理実習を含めた感染リスクの高い活動は一時的に停止」が解けたことによって、「3密」回避・「マスク」着用・飲食時「会話なし」を徹底して行ったものです)。
2時間目と4時間目には、6年生が屋上で卒業式「お別れの言葉」のビデオ録画撮影を行いました。3/25(木)の「卒業証書授与式当日」には、市教委より「呼びかけは行わない」という指導があるため、例年のようにはできません。そこで、コロナ禍で“特別な”令和2年度だからこそできる「お別れの言葉」を考え、ビデオで撮った映像を大スクリーンにアップで映し出そうということにしたのです。卒業生一人一人が「感謝」「決意」等の自分の原稿を考え、自分の言葉で語る「お別れの言葉」を創りました。この日は、長良川や金華山(岐阜城)を背景にビデオ撮りをしました。これは、卒業式当日に保護者の皆さんや職員に観てもらいます。
さらに5時間目、5年生も「学年集会」を行いました。「6年生ありがとうの会」第2部で6年生から伝統を引き継ぐ学年代表の選出をした後、5年生としての振り返りをして、今年度に創り上げた「自分たちの宝物」の確認をしました。最高学年になる自信として弾みを付けて欲しいと思います。