保護なしブログ(記事のみ)

8月30日~9月第1週の教育活動

9月3日(金)の朝活動の時間に、前日に空先生の話をテレビ放送を視聴できなかった子を対象にした「いじめを見逃さない日」の取組を行いました。内容は、「世界にたった一つだけの大切な命」という話でした。夏休み前までの担任だった先生の「世界にたった一つだけの大切な命」という話を、2年1組の子たちは本当に真剣に見聞きしていました。この「生命の誕生」「命の大切さ」という話を受け、1時間目の道徳の時間には、新し担任の先生の指導で教科書の資料「おとうとの たんじょう」を使って「命の誕生」について学びました。

この日は、1時間目にひまわり学級の「チャレンジスポーツ」(自立活動、生活単元)、2時間目に八日担任の学年主任が指導する6年1組の音楽、4時間目は6年2組の子供達と数学専科の担任の算数、5時間目が教科担任の先生の理科を、教育実習生(教生の先生)が参観し、各専門による指導と子供達の学習ぶりから学ぶ機会となりました。

 

9月2日(木)の朝活動の時間に、この日に登校している子たちを対象に「いじめを見逃さない日」の取組を行いました。本来3の付く日に位置付いている取組ですが、分散登校中ということもあって二日間に分けて行うことにしました。今月の活動は、間もなく出産の準備でお休みに入られる先生から「世界にたった一つだけの大切な命」という話を、テレビ放送を通して全学級の児童が聞かせてもらう内容でした。「お母さんが命をかけて産んでくれる一人一人の命はかけがえのないもので『生まれてきたこと自体が奇跡』なのだから、絶対に大事にしていかなければならない。」というお話でした。自分の命も、仲間の命も、自分や仲間の人権も、大切にしていくことを改めて考える時間となりました。

この日の2時間目、3年2組の先生と子供達が教育実習生(教生の先生)に「特別の教科 道徳」の授業を公開してくれました。分散登校で教室内は京町地域の少人数でしたが、金華地域の子たちもオンラインで参加し、4月から積み上げてきた「道徳の時間の学び方」を披露し、大変意義深い実習となりました。

5時間目には、3年1組で教生の先生(教育実習生)による初めての授業が行われました。緊張しながらも自然体で授業が進んでいました。この時間は「あの日あの時の気持ち」という題材の導入の時間(1時間目)で、学習課題「夏休みの出来事を思い出し描くことを決めよう」に向かって考える時間でした。登校してきた京町の子に対する対面授業だったので、金華の子たちは家庭での自主学習となり、翌3日(金)の5時間目がその逆バージョンとなります。

また、昼休みには、令和3年度の岐阜市「歯の優良児童」(各校の6年生男女1名ずつ)の表彰式を行いました。本来は、二次審査で「市長賞」等の優秀児童が選出されるところですが、今年度も昨年度に引き続き二次審査はなく、各校代表に「優良児童」を表彰することになりました。また、本校女子の「歯の優良児童」は、転校していった関係で賞状とメダルは転出書類と一緒に郵送させていただきました。

 

9月1日(水)の3時間目、震度7の地震発生を想定した「命を守る訓練」を行いました。例年は、9/1に「緊急地震速報機を活用した市内学校一斉防災訓練」を行っていたのですが、これは「緊急事態宣言」下の分散登校中ということで中止となり、学校毎に行うことになりました。岐阜小学校では、2日間に分けて「強い地震で中央階段が使えなくなった」という想定で、避難の仕方を練習しました。

3時間目が始まってから10分後に緊急地震速報が出るという設定でしたので、3時間目の始業後10分間は各学級で事前指導が行われていました。3年生の様子を見ていたところで、緊急放送が鳴り3年生の子供達も急いで机の下に潜って自分の身を守る行動をしていました。その後、震度7の地震発生によって、放送機器が利用できなくなり、校舎内の階段も落下物があって危険な状態になったという想定で、各教室からの避難をしました。先生の指示で速やかに落ち着いて静かに避難をすうことができ、校長からも「4月の第1回訓練の反省を生かし、大変静かに『命を守る行動』がとれていたので素晴らしかった。」と評価することができました。全校での避難終了後には、各学級で「命を守る訓練」の振り返りをしました。合い言葉「おはしも」に沿った振り返りを中心にしながら、前日までに行った事前指導を忘れずできたか思い出したり、教生の先生(教育実習生)の進行で振り返ったり、チェック図を使って自宅での被災を想定したり、子どもの進行で話し合ったりするなど、学級毎に工夫しながら訓練のまとめをすることができていました。また、3年生の教室では「避難の場合でも1m以上の距離を意識していて素晴らしかった」と誉めてもらっていました。

 

8月31日(火)の朝活動の時間に、夏休み明けに初めて登校した児童(3~6年生の京町地域の子供達)を対象に、テレビ放送による「夏休み明け全校集会」を行いました。内容は8/30(月)と同じですが、「校長の話」は「学校便り9月号」を要約したものであったことと、4月の始業式からの繋がりで話したことも、申し添えておきたいと思います。

この日の朝活動から1時間目の時間帯に、名古屋テレビ(メーテレ)の取材・撮影が入りました。これは、昨日(8/30)の昼頃、名古屋テレビからの「岐阜市の夏休み明けの分散登校+オンライン(対面とリモート)によるハイブリッド式の学校再開の様子を取材したい」という依頼を受けたことで実現したものです。まず、テレビ放送による「全校集会」(校長と養護教諭の話)を視聴する5年2組の教室を撮影し、その後4年2組の教室に移動して「夏休みの宝物発表会」の様子を撮影して行きました。登校して教室にいる子だけでなく、家庭からオンラインで繋がっている子も交え、発表と感想交流をしている様子をカメラに収めて行かれました。最後に男女一人ずつの代表児童のインタビューと、それぞれが発表した宝物を撮影して取材を終えられました。この模様は、この日の午後3時40分から始まる報道番組「アップ!」の中で取り上げられました。

この日の午前中、各学級の授業の様子を見て回ると、オンラインで繋がっている子が、タブレット端末越しに発言をする姿も見られました。校長としては「講義形式でも仕方がない」と思っていたところだったので、「できることを模索して進める」様子に感心し大変驚きました。岐阜小学校では、個人用タブレット端末活用の指導をしてきたのですが、慣れてくればオンラインでも双方向の参加型授業へと進化していきそうです。

 

8月30日(月)の夏休み明け学校再開に合わせ、岐阜聖徳学園大学3年生の3人が、岐阜小学校に教育実習にやってきました。9月24日(金)までの4週間、2年2組に体育科男子学生、3年1組に国語科女子学生、4年2組に学校心理専攻の男子学生が所属し、教員になるための実地演習を行っていきます。初日は、職員室での職員への挨拶、玄関での全校児童への挨拶、各教室での担当児童への挨拶で、スタートを切りました。

この日の朝活動の時間に、夏休み明け初日に登校した児童(ひまわり学級、1,2年生と3~6年生の金華地域の子供達)を対象に、テレビ放送による「夏休み明け全校集会」を行いました。校長からは「オリンピックやパラリンピックの選手から学ぶ『継続は力なり』は、学校再開後の『学びを止めないこと』に繋がる。記録的大雨の教訓として『命を守る行動』に生かす。五輪のボランティアの『おもてなし』は、心から相手を気遣う『思いやり』であり、学校で感染対策に徹することは仲間への『思いやり』でもある。」という話をしました。養護教諭からは「変異ウイルス『デルタ株』の怖さ、不織布マスクの推奨、手洗いの徹底、ソーシャルディスタンスの大切さなど」について、話しました。テレビ放送終了後には、各学級で発達段階や実態に応じた補足説明が為されました。

同じく2時間目、多くの学級で「夏休みの宝物」発表会を行っていました。今年度は、各家庭から個人用タブレット端末を活用してオンラインで見学(視聴)する子も意識し、教室にいる子だけでなく、カメラに向かって分かりやすく伝わるように、発表を工夫する様子がたくさん見られました。6年生の発表会には、岐阜新聞の取材も入りました。