保護なしブログ(記事のみ)

11月第3週の教育活動

11月19日(金)の朝活動は、テレビ放送による「後期児童集会」でした。18日HPで取組を紹介したように、後期児童会(代表委員)が計画・準備を進めてきた、人権教育「ひびきあいの日」の取組にもなる動画(児童による脚本・撮影・編集)を見てもらって「いじめを起こさない温かい環境」について考えてもらおうとしたものです。NHK「中学生日記」に負けないドラマ仕立ての「岐阜小日記」となりました。

この日の1,2時間目に、3年生が総合的な学習の時間の一環で、2組~1組の順に亀甲屋さんに「鮎菓子づくり」の様子を見学に行ってきました。3年生は今、ふるさと「岐阜まち」の職人さん、店、名産品、ものづくり等の「ひと」「もの」「こと」の学習を深めています。この日は、手作りで鮎菓子を作ってみえる様子や工程を見せてもらい、焼き立ての鮎菓子を食べさせてもらうといスペシャルな体験をさせてもらいました。

4時間目には、1年生が運動場で生活科の学習の一環で、自分の鉢にチューリップの球根を植えました。天候にも恵まれ、説明を聞いてどの子もしっかり植えることができました。

同じく4時間目、6年1組で学級活動の授業が行われました。これは、25日(木)に本校で行われる第3ブロック学校人権教育研究会【高学年部会】の6年2組公開授業のプレ授業という位置付けで行った研究授業です。「見て見ぬふりをしないために」を考える授業だったのですが、6年1組の子供たちが自分の思いや考えをたくさん出してくれたおかげで、「6年2組の公開授業ではどんなことに気をつけて指導するとよいか」が明らかになりました。

また、5、6時間目、「金華ふれあいクラブ」(老人クラブ)の皆さんの全面協力のもと、今年は4年生と5年生が「銀杏洗い」を行いました。10/8のHPでも紹介したように、これまで「銀杏拾い」を続けてくれた4年生が、5年生と一緒に集めた銀杏を洗って乾かすという伝統的な活動を行ったのです。作業に先立ち、ふれあいクラブの方々が活動前に来てくださって、果肉をある程度とって洗いやすくしてくださいました。また、4,5年生は、経験者である6年生の代表から作業のレクチャーを受けました。洗った銀杏はしっかりと乾燥させた後には、全校児童や地域へと配られます。少しでも果肉がついていたり、穴や傷があったりすると、周りの銀杏も腐ってしまうので、完全に取り除いて確実に選別する必要があります。4、5年生の子供たちは、黙々と「銀杏洗い」に励み、厳しいチェックを通過したものを、協力して乾かしていました。

 

11月18日(木)の午前中、岐阜市教育委員会学校指導課による人事管理訪問が行われました。これは、1年に一度「岐阜市の学校教育の方針と重点に関わる実践状況」「組織的で活力ある学校経営の具現状況」「安全確保のための危機管理体制の確立状況」「教職員の資質や指導力の向上に対する取組状況」「服務規律等に対する徹底状況」の5つを訪問の視点として行われるものです。1時間目の時間帯には「学校経営の概要説明と懇談」「諸帳簿等の点検」が行われました。2時間目は、全学級の児童の学習の様子、全学級担任の専門性を発揮した指導の様子を把握する機会として、それぞれ3分程度でしたが授業を観て回っていただきました。中休みには、諸帳簿点検と校長との懇談の続きに加え、同時進行で特別支援教育コーディネーターとの懇談、初任者教員との懇談、児童代表との懇談も行われました。そして、3時間目には訪問された5人の先生方から、順番に助言をいただき、それを校長、教頭、教務主任が学校を代表して拝聴しました。お褒めいただいた内容は「どの学級も教材や資料が充実しており、学習環境が整っている。板書も見やすく、子供の発言に対する問い返しや価値づけもよくされている。コミュニティ・スクールの特長を生かした『ふるさと学習』によって、地域の一員としての自覚、故郷への愛着が高まり、自己肯定間につながっていると感じた。」「児童との懇談で『いじめを見逃さない日』の取組で作成した動画を見せてくれ、5つの『ふるさとあい』についても説明してくれた。いずれも、メッセージ性や主体性が非常に高く、伝えたいという思いの強さにも驚いた。より良いものを自分たちで創り上げる文化が感じられ、伝統となって継承されていると感じた。勤退管理もしっかりなされ、引き続き働きがいのある職場を続けていってもらいたい。」「教員の専門性が発揮されており、教科の本質を身に付ける指導がなされている。教科担任制を進めていることで、子供に力がついていると思われる。教室の掲示物も学習の資料として子供たちが活用できている。教師や仲間の言葉につぶやきで反応したり、指名された子が息の長い発言をするなど、発信力や表現力が育っている。」「ひまわり学級や低学年は安心して授業に臨んでいて、中・高学年と段階が進むにつれて、発言や聴き方からよく考えていることが伝わってきた。反応も良く、聴く力や対話力が着実に育っていると感じた。道徳の初めの感想で『主人公が反省できたことがすごい』という発言に驚嘆した。良いところを見つけ、認め合おうとする子が育っている象徴的な場面だと思った。」「子供たちの地域愛を随所に感じる。対話学習で、単なる聞く~聞き比べ~聴き分けると、聴く指導がなされている教師が何人もいた。児童会(委員会)活動で『タブレット端末が積極的に活用されている』という話を聞いて、岐阜市として大変喜ばしいことで感謝したい。」一方で、今後考えてみてほしいこととして「発言を求められる中で躊躇っている子にとっての黒板のネームプレートの活用」「来校者も含め教室以外の場所からの避難経路図があると親切」「力のある先生から学び合う研修の場があると同じように聴く指導の質も高まる」「どの授業でも文房具の一つとしてタブレット端末を活用できるようにしたい」などのご指摘もいただきました。

 

11月17日(水)の朝活動は、13日(土)に行った「ふれあいフェスタ」の問題解答数を得点化して順位を付けたうち、1位と2位に当たる点数を得たグループへのテレビ放送での「表彰式」を行いました。1位は、186点満点中の166点だったマスカット2班、マスカット4班、ぶどう3班、ねこ1班、ぞう1班の5グループでした。2位には、161点のオレンジ1班、りんご4班、ぞう3班、カッパ4班、パンダ4班の5グループが入りました。教頭先生からグループ名を読み上げられたそれぞれのリーダー(6年生)が、実行委員長のCS青山会長から賞状が手渡されました。そして、最後に青山会長さんから「子供だけでなく大人も楽しめる素晴らしいイベントだった。」と総括してもらいました。

午前中、4年生は総合的な学習の時間として官庁街である京町の3つの施設に見学に出かけました。最初に行ったのは「岐阜地方検察庁」、二つ目は「岐阜地方裁判所」でした。最後は「岐阜中警察署」で、3年生のときに社会科の校外学習で訪れた時とは違う内容の説明や体験をさせてもらいました。3つともに大変丁寧な説明をしてくださり、私たちの生活に欠かせないとても重要な施設だと学びました。

この日の6時間目は、夏休みや9月の5時間授業、運動会への取組等で中断していたクラブ活動を久しぶりに再会しました。天候にも恵まれ、それぞれに興味・関心の高い活動を楽しむことができました。その中のパソコンクラブには、岐阜大学工学部機械工学科の松下光次郎准教授のゼミ生(学生ベンチャー企業(株)ヒューロビント)がゲストティーチャーとして来られ、3Dプリンター活用などを実際に見せてくれながら解説されました。今後、クラブの時間には様々な教育用コンテンツを活用させていただけそうです。

 

11月16日(火)の1,2時間目、4年生が岐阜公園で行われている「菊人形・菊花展」と岐阜提灯協同組合主催「岐阜提灯ライトアップ」の見学に行ってきました。菊花展には、4年生が自分たちで育てた一人一鉢の菊の大輪が出展されており、その展示の様子を確認しながら、園芸委員会の立場で他の菊の花や菊人形も見学しました。また、川原町にある「あかりのいえ」では、美濃和紙を使った岐阜の名産である岐阜提灯や和傘がライトアップされており、12月に社会見学で行く「美濃和紙の里会館」の事前学習も兼ねて見学しました。どちらも、美しいものにふれ、心が洗われたようです。