5月6日(金)の朝活動は、読書の時間でした。金曜日は、毎週学級単位での「朝読書」の活動となっています。1年生の教室では、学級担任が個人用タブレット端末(iPad)で撮した絵本を、大型デジタルテレビに映し出すという方法(ICT機器の活用)で「読み聞かせ」をしていました。ひまわり3組の子供たちは、関西弁で絵本を読み聞かせる担任を取り囲んで、食い入るように聞いていました。岐阜小学校では、こういう積み重ねによって、本好きな子へと育っていきます。
この日の1時間目、2年生が花が散って今年の役目を終えたチューリップの球根を採取していました。この後、同じ鉢を使って今度はミニトマトを育てることになります。花や野菜を栽培することは、生活科で自然や命を学ぶ大切な活動となります。
3年生は午前中に、国語科「ちいちゃんのかげおくり」と社会科「わたしたちの市」の合科学習として、ハートフルスクエアG2階にある「岐阜市平和資料室」に出かけてきました。「岐阜空襲を記録する会」の方お話を聞いて、戦争の悲惨さと平和の尊さについて考える機会となりました。今の世界情勢を考えたとき、少しでも当事者意識をもって学んでいって欲しいと思います。
また、この日の3時間目に6年2組、5時間目に6年1組、5年2組、6時間目に5年1組という順で、高学年が代表委員の進行で「学級目標」について話し合っていました。4月の1ヶ月間を振り返って、自分たちの学級の良いところや課題を出し、どんな学級を目指していくのか意見を出し合っていました。どんな言葉にまとまっていくのか、とても楽しみです。
5月は3日(水)が祝日(憲法記念日)でゴールデンウィーク中でしたので、各学年で時間を設定し、WサポートプランやSSTについて考えたり、話し合ったりする活動としました。
⒌,6年生は、2日(月)に岐阜市教育委員会が作成した「いじめパッケージ【最終版】」にも早期発見の方策の一つに示された「Wサポートプラン」について担任から説明し、児童一人一人が担任以外に相談に乗るなどのサポートをして欲しい先生を考え、カードに書いてその先生のところに、直接お願いに行く取組を行いました。多くの子が、同じ学年の先生を選んでカードに記入していたようですが、職員室や保健室の先生に手渡しに行く子も何人かいました。
同じく2日(月)には、1,2,3年生とひまわり学級では、学級の実態に即したSSTカードを使って「場面や相手の気持ちの認知」「場面認知と予測や対処」「社会常識と行動の認知」についての指導をすることにしました。ひまわり2,3組では、飛行機のおもちゃを持って楽しそうにしている子と、それを見て怒っている子という二人の様子がイラストで描かれたカードをも見て考える活動をしました。怒っている子の様子から、その子がどうして怒っているのかを考え、本当はどうしたらよいのかを話し合いました。3組でも、1,2年生の3人が思ったことや考えたことを口に出しながら、相手が嫌がらないようにする方法を考えました。
1年生は「みんなで決めた遊びが自分のやりたくない遊びだったとき」の気持ちを考えたり、どうしたら良いのかを考えたりしました。我慢することや気持ちをいり替えることの大切さを学びました。
2年生は、ボールを蹴って遊んでいる子が、他の子たちが「ボールを独り占めして遊んでいること」に怒っていることに気付いていく様子が描かれたカードを見て考えました。みんなで仲良く遊ぶには、どんなことに気をつけると良いのかを話し合うことができました。
3年生は、電話で遊びに誘って断られた子が怒って受話器を置くカードと、留守番のために断ったらガシャンと電話を切られてモヤモヤしている子の2枚のカードから、相手の気持ちを考えることや感情をコントロールして行動することの大切さを学びました。
また、この日は1年生にとって、初めての5時間授業となり、初めての昼休み、初めての掃除時間、初めての5時間目の授業を経験しました。給食を食べ終わってから、元気な子たちは外に飛び出し、遊具での遊びを中心に楽しんでいました。教室掃除には、6年生のサポートが入り、一緒に箒で掃いたり、雑巾がけをしたり、机を運んだりしました。5時間目は、体育館での体育だったので、今日はぐったり疲れたことと思います。明日からの三連休にしっかり充電し、6日(金)には元気に登校してもらいたいと思います。