保護なしブログ(記事のみ)

7月第2週の教育活動

7月8日(金)の朝活動の「読書タイム」に、コミュニティ・スクール「学び部」主催の「読み聞かせ」の今年度4回目が行われました。今回は1,2年生の教室で、保護者ボランティアによる「読み聞かせ」をとても興味深く聴いていました。1年生は、学校で先生以外の方の「読み聞かせ」を聴くのは初めてになりますが、友達のお母さんの「読み聞かせ」にも集中して聴くことができました。低学年は終わった後の感想よりも「聞きながらの反応が楽しいな」とも感じました。子供たちの反応を見て「問いかけ」「補足」を加えながら読み進められる岐阜小の「読み聞かせ」は、双方向の“ライブ感”があるのが大きな特長だと改めて感じました。2年生は、1組がお母さん、2組がお父さんによる「読み聞かせ」でした。私の記憶では、男性による初めての「読み聞かせ」だと思います。今後も「読み聞かせ」ボランティアの輪が広がっていくと嬉しいです。

1,2時間目には、2年生が1,2組揃って生活科「自然大好き大作戦」の第2弾「長良川の川原で遊ぼう」の活動を行いました。これは、全校研究授業(プレ授業)で行った「次に行くときにはこんな遊びをしてみたい」の具現を目指す体験活動でした。前回作った「1組の基地」と「2組の基地」を繋げようとしたり、石投げ競争をしたり、お気に入りの石を探したり、・・・暑い中でしたが、金華山を見上げられる金華橋の下での活動を十分に楽しんでいました。

この日の午後、4年生がPTA学年協議会事業の一環で「食品サンプルづくり」を体験させてもらいました。例年は「親子行事」として行っているのですが、今年度は書面決議で予算も通り、学年ごとに「子供たちのための活動」を考えてもらうことになり、4年生はこの日に「夏祭り」として計画していただきました。児童のおじいさんをコミュニティ・ティーチャーとしてお招きし、保護者もいっしょになって「食品サンプルづくり」に取り組みました。その活動後、場所を体育案に移し、学年長さんを中心に企画をされ、保護者の皆さんが集まってその運営をした「夏祭り」本番を楽しまさせていただきました。新聞紙ダーツ、ボールバケツイン、オリジナルトートバッグ作り、ピンポンカップイン、お豆運びゲーム、割り箸鉄砲、カーリング、輪投げ、スーパーボール釣りの各コーナーで、お祭り気分を十分に味わいながら取り組むことができました。

また、6時間目に6年生が、前後半に分かれて川原町にある「旧いとう旅館」の見学に行きました。「いとう旅館」は、かつて皇族や著名人が宿泊した由緒ある純和風旅館ですが、30年ほど前に休業したままになっています。長良川に面する絶好の立地や歴史的・文化的景観を有することから、民間活力による活用を期待されており、老舗旅館「十八楼」さんが岐阜市から「旧いとう旅館」の活用整備事業者に選定されました。そして、「十八楼」の女将さんから「岐阜まちの発展のために3月にはリニューアルの予定」というお話を聞き、総合的な学習の時間に「岐阜まちの魅力発信」に取り組んでいる6年生は「改築(改装)前の姿を知っておくことが大切」と考え、見学の機会を設定していただいたものです。子供たちも、貴重な機会を学びに生かそうと熱心にメモをとったり、個人用タブレット端末で画像を記録したりしました。

 

7月7日(木)の登校後(始業前)に、4年1組の4人が国語「新聞を作ろう」の取材で、倉庫の中の様子を個人用タブレット端末で撮影しました。実は、前日の昼休みに校長室に「学校内でみんな(子供たち)の知らない場所はありませんか」とインタビューに来たので倉庫の紹介をしたのですが、出張があって時間が十分にとれませんでした。「タブレットを持ってこればよかった」と行っていたので、「明日の朝なら案内するよ」と答えて実現したのでした。「誰も入ったことがない」「自分たちだけが特別」とワクワクしている様子が見られました。

この日の朝活動の時間は、4回目の「なかよし遊び」を行いました。この日も朝早くから6年生が各担当教室の準備をし、1年生を迎えに行ってからみんなにゲームや遊びを丁寧に説明し、小班の活動が始まりました。この日、1組は新聞ゲーム、2組は「箱の中身は何だろな?」ゲームを中心に工夫を凝らした遊びを楽しんでいました。4回目ともなると、小班の仲間での結びつきも生まれ、笑顔の数が増えて楽しい時間になってきたように感じます。

1,2時間目に3年生は、正法寺の「岐阜大仏」の見学を行い、ご住職からお話を聞きました。「何故、籠大仏が岐阜まちにあるのか?」と課題意識をもち、岐阜まちが長良川の恩恵に溢れていることを学びました。朝から予想以上に暑くなったのですが、天候には恵まれ事前学習を生かした見学ができました。

2時間目~中休みにかけて、1年生が屋上で生活科「みずでっぽうであそぼう」の授業を行いました。ペットボトル等の空き容器に水を入れ、水を遠くに飛ばすにはどんなコツが必要かを体験しながら学んでいました。水に濡れてもいいように水着になって、水の飛ばし合いをしたり「水鉄砲合戦」を楽しんだりしました。金華山をバックに、岐阜小学校ならではの体験活動になりました。

また、6時間目には第3回「クラブ活動」を行いました。写真は、運動、消しゴムはんこ、パズル、イラスト、サイエンス、ミュージック、文化の各クラブ活動の様子です。ダンスクラブは、前回撮れなかった卒業アルバム用写真を撮影しました。

 

7月6日(水)の登校後、予鈴が鳴る時間帯に「ぽかぽか言葉・行動キャンペーン」の初日にカードの少なかった学級を見に行くと「遅れを取り戻そう」という意気込みが感じられ、とても嬉しく思いました。1年生のカードの中には「といれの すりっぱを そろえてくれたよ。ぼくも はいぜんだい がんばるよ。」というただ単によいところを見つけただけでなく、自分の決意も書いてあるカードもあって大変感心しました。また、本日も昨日に続いて学級担任の誕生日を子供たちが祝う様子もあり、担任からのお礼がカードで表される学級もありました。

朝の会の時間帯に、1年生が台風(温帯低気圧)に備えて校舎内に避難させていた「朝顔の鉢」を定位置に戻す作業をしました。自分の「あさがお」を大切に扱う様子を、とても微笑ましく思いました。

1時間目には、1年1組が国語科「すきなもの、なあに」の授業で、自分の好きなものをグループの仲間に伝える学習に一生懸命取り組んでいました。

同じく1時間目は、ひまわり学級の英語の授業でした。ひまわり学級の「英語学習」は、学級毎ではなくて1~3年生の「低学年」と4~6年生の「高学年」に分かれて行います。低学年の教科担任は英語専科で、高学年の教科担任は教頭です。この日の低学年の授業には英語専科に加えて、ひまわり3組担任、介助員もサポートに入って、賑やかに英語学習を楽しんでいました。高学年は交流学級に行っている子もいて人数は少なかったのですが、教頭とALTのTTによる指導を受け、英語に親しんでいました。

5時間目には、ひまわり学級のみんなが岐阜小学校区に住んでいる岐阜特別支援学校の友達(本校児童の妹)を招いて、体育館で「お楽しみ会」を開きました。お互いに自己紹介をした後、冷房を効かせた体育館で体を動かし、交流を楽しむことができました。

 

7月5日(火)の出勤後に校舎内を回ってみると、児童会(代表委員会)「ぽかぽか言葉・行動キャンペーン」の初日(7/4)を終えて色が付き始めた「かき氷」の掲示が各教室や廊下に見られます。ひまわり学級には、既に20枚以上のカードを書いて貼ってくれている5年生がいます。平仮名を学習中の1年生も、5人の子がカードを書いて貼られています。5年生の中には、4時間目の音楽の片付けから給食配膳までの間に4人の「ぽかぽか言葉」や「ぽかぽか行動」を見つけ、カードに書いて貼ってくれている子もいます。各学級でカラフルで美味しそうなかき氷をいくつも完成させながら「笑顔溢れる岐阜小」になることを楽しみにしています。

この日の朝活動は、スキルの時間でした。校舎内を回ってみると、いくつかの教室で一人一人が自分の進度や課題を考えて個人用タブレット端末(iPad)を活用し「スタディ・サプリ」をはじめ「eライブラリ・アドバンス」や「NEW!GIFUウェブラーニング」等での学習に取り組んでいました。学年が上がる程、ソフトの選択・判断もなされており、より自分に合った学習を考えていると感じました。

2時間目に1年生の教室を覗いてみると、2組は国語「おむすびころりん」をみんなで音読しているところでした。先生に続いて、声を出して本を読む練習ができていました。1組は算数「ひきざん」の学習で、ノートに式と答えを書いて、みんなの前で発表をしていました。話すこの方に体を向けて聞く「学び方」が身に付き始めていることを実感しました。

同じく2時間目、6年1組は1階メディア・センターの広いスペースを利用し、音楽の授業でリコーダーの練習をしていました。換気が十分な場所で、人との間隔をしっかりとっての練習でした。雨天で屋上が使えない場合も、工夫を凝らして学びを進めています。

5年生は、1,2時間目に2組、3,4時間目に1組が、家庭科の調理実習を行いました。「ゆで野菜(にんじん・ブロッコリー)」を作って、美味しく食べました。実は、5年生の調理実習には「時間割の妙」があり、最初に学年主任の授業で板書をはじめ必要な食器や器具などが整えられ、続いて1組担任が指導に当たって1組が片付けまでを行うという仕組みになっています。これも準学年担任体制の一つで、教員の負担軽減に繋げています。

午後には、ひまわり1,2組合同で家庭科「野菜炒め」の調理実習を行いました。今回は、栄養教諭の竹中先生にもサポートしていただき、安全面に留意し、仲間と協力し合って、野菜を切ったり炒めたりする活動を一生懸命行うことができました。

また、6時間目には6年生がPTA学年協議会事業の一環で「救命講習」を開いてもらいました。6/6HPで紹介したように、6年生は月に1回ずつの活動を計画されており、今回は6/10「陶芸教室」に続く第2弾です。PTA学年長さんたちが、岐阜市消防本部の「救命入門コース」に申し込んでくださり、消防士の方々を講師にお招きし、胸骨圧迫(心臓マッサージ)とAEDの使い方を体験を通して学びました。

 

7月4日(月)の1,2時間目、1年生は1,2組ともに図画工作科「ぺったん ころころ」の授業に取り組みました。ワークスペースを「絵の具コーナー」にし、自分の絵や模様をスタンプにして製作しました。できがった作品は、生活科室(西集会室)に並べて乾かしました。

この日の4時間目、3年1組の国語の時間に、空き時間だった5年1組の担任が、俳句を教えに来ていました。5の1担任は専門が国語科で、3の1担任が「俳句を楽しもう」の指導の仕方を相談したところ、こうした機会が設定されたようです。

また、この日(7/4)の「お知らせ」で紹介したように、中日新聞に岐阜小学校「家庭学習」の取組が大きく扱われたこともあり、それに関わる情報提供とともに連絡事項をお伝えしたいと思います。6月から岐阜市立の小中学校に導入された「『スタディ・サプリ』は、子どもたちが主体的に学ぶことができる教材」(GIGAスクール構想プレゼン原稿より)です。岐阜小学校も、この「スタディ・サプリ」を「自ら進んで学ぶ力」を高めるツールの一つと見立て、保護者と児童が相談しながら進める「家庭学習」を中心に活用してもらいたいと思います。6月の「情報主任研修会」では、岐阜市教育委員会から「夏休みに全校(全学級)各教科1教科1講座以上の宿題配信を実施」というお達しがあったようです。岐阜小学校では「宿題」という言葉は使わないことにしたので、このネーミングには困惑しているのですが、画一的な一律の配信ではなく「取組可能な講座を配信し、学習する単元は児童が自ら選択」という形を検討しています。そのためにも、夏休みに入るまでの間に「スタディ・サプリ」活用を定着させてもらいたいと思います。夏休みの「家庭学習」は、「スタディ・サプリ」以外にも各家庭で児童と保護者で十分に相談して決めていって欲しいと思います。